東京の新名所「セレクト バイ ベイクルーズ」の4つの見どころ。別注ディッキーズ、葛飾北斎、自転車
――北斎といえば浮世絵のイメージです。
真舘 実は彼の人生の中で一番長く携わっていたものが北斎漫画なんです。弟子に絵を教えるために作っていた絵手本であり教本で、それが弟子だけでなく庶民や大名、さらには世界にまで影響を及ぼしました。 ――そうなんですね! 真舘 そして、“虎ノ門”でのオープンにかけて、ダイリクさんとのコラボスカジャンも製作しています。
真舘 背面に施されているのは“奔虎”。北斎漫画は1篇から15篇まで出ており、13篇のときに北斎は亡くなってしまいます。絶筆と呼ばれる『雪中虎図』という作品と構図が非常に似ております。
真舘 北斎の作品が生まれたのは200年ほど前ですが、構図や絵の内容はとても今っぽいんですよ。こちらは期間によって展示内容が変わりますので、次回もぜひご期待ください。 今後展開するのは… 5月3日(木)からはマーティン・パーの写真展を開催。イギリスを代表する写真家が、独特なセンスで切り取った一枚は、美しさや楽しさがありながら皮肉やユーモアもちらりとのぞく。
店内に作業スペースもあり、イチから自転車の組み立てやパーツの組み替えなども行えますよ。
――サドルやハンドルも奥に見えますね。
柳瀬 自転車をどう乗りたいのか、ライフスタイルの中でどう活かしたいのかなどお話を聞きながら、要望に沿う1台を提案させていただきます。
――プラモデル感覚で楽しそう。組み上がった自転車もありますか?
柳瀬 街でも山でも長時間の走行が可能なマウンテンバイクや、日本ではなかなか見ない前方に荷台が付けられた自転車もあります。
――面白い!
柳瀬 今回は別注商品もたくさん作りました。チャンピオンのリバースウィーブを使ったスウェットやディッキーズなど、僕らが好きなものを形にしています。 ――僕ら世代にもグッときます。
柳瀬 例えば、このディッキーズのパンツは、ファッショナブルさも大事にしていますが、自転車に乗りやすいもの、という視点で別注しています。