「 103万円超えちゃうんで…」師走シフト調整が生む波乱。仕事をナメてる子持ち様 VS 働かざるを得ないシンママ。「パートなんでを盾にするな!」
11月22日物価高などへの総合経済対策を決める政府の臨時閣議で、「103万円の壁」についてある文言が明記された。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「来年度の税制改正の中で議論し引き上げると明記されました。国民民主党の躍進がこの引き上げを後押ししてことは言うまでもありません。ちなみに103万円は所得税が課税されるボーダーラインです」。 アルバイト学生やパートの「働き控え」が減ることが目される。 「給料が上がっていることもあるため、103万円は軽く超えてしまうという声も聞かれます。働き控えが抑制されることで、人手不足の解消にも一役買ってくれそうです。ただこの12月にはまだこの引き上げは実施されていません。すなわち各所で働き控えが起き、その一方で皺寄せを感じる人が多くいるそれが現実です」。 今回お話を聞いたのは、年末のシフト調整に疑問を感じるある女性だ。 ----------------------------------------------------
東山みずきさん(仮名・43歳)は、都内のスーパーで正社員として働いている。 「子供が2人を育てなきゃならないので正社員として働いていますが、とにかく損をしている気がしてならないんです。なんていうか、特に子持ち様が本当に嫌」。 自身も子供がいるからこそ、強く思うことがあると話す。 「子供を育てながら働くって本当に本当に大変なことです。身に染みて感じています。子供は容赦なく体調を崩しますし、トラブルも多い。2人もいると行事や習い事…ギリギリ綱渡りの日々です」。 みずきさんはシングルマザーだ。頼れるはずの夫はいない。 「年に数回、子供たちは元夫の家に泊まりにいくことああるくらい。普段は近所のバリキャリママ友が頼みの綱です。互いに頼りあって、なんとかやってるって感じです。もどうしようもない繁忙期は実家から母を呼んでみてもらいます。もちろん旅費は私持ち。お給料とは言えませんけど、お金を払っています」。 そこまでして働かざるを得ないのは事情がある。 「12月はもうすでに母を呼ぶ手配をしてあります。理由はパートさんたちがお休みするから。いわゆる働き控えです」。 103万を超えられないパートたちが一斉に休むと言うのだ。 「もちろん年の初めからバランスよくシフトを入れてくれる気の利いたパートさんもいます。でもそんなにうまくはいきませんよね。それ自体は仕方のないことと思うんですけど、やっぱり対応の違いでイライラすることはあります」。 みずきさんが特に嫌悪感を抱くのが、A子さんとB未さん。
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