ガザで病院に空爆、院長ら拘束も WHO事務局長が停止訴え
イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで、病院を標的にした攻撃が相次いでいる。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は30日、X(旧ツイッター)の自身のアカウントで「病院が戦場となり、医療システムが深刻な脅威にさらされている。病院への攻撃を止めてください」と訴えた。 【写真】パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で2024年12月29日、イスラエル軍による攻撃があった病院の付近を調べるパレスチナ人の男性=ロイター AFP通信などによると、ガザ市中心部の病院で29日、イスラエル軍による空爆があり、少なくとも7人が死亡した。イスラエル軍は、この建物が「今は病院として機能していない」とし、イスラム組織ハマスが活動しているため標的にしたと説明している。だがガザ保健省の幹部の説明によると、病院は身体障害がある患者の治療に使われていたという。
朝日新聞社