EURO2024の主役候補がズラリ!…昨年のU-20欧州ベストイレブンを紹介
国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が2023年におけるU-20ヨーロッパ年間ベストイレブンを発表しているので今回はそれを紹介しよう。 IFFHSは、データなどを元に各大陸連盟におけるU-20世代のベストイレブンを発表。いわゆる次世代の“スター候補生たち”を選出している。注目のヨーロッパ(UEFA圏内)では、既に名だたるクラブで活躍している選手がズラリと顔を揃えた。それでは今夏にドイツで開催されるEURO2024でも主役となりそうな若き才能を見ていこう。 [写真]=Getty Images
■GK:セバスティアーノ・デプランシュ(パレルモ/イタリアU-21代表)
GKに選ばれたのはセリエBのパレルモに所属する20歳のセバスティアーノ・デプランシュだ。名門ミランの下部組織で育ったデプランシュは、ヴィチェンツァを経て今シーズンからパレルモに在籍。未だ出場機会はないものの、2023年は年代別のイタリア代表で大活躍を見せた。昨年5月から6月にかけて行われたFIFA U-20ワールドカップでは度重なる好セーブを連発しチームの決勝進出に貢献。大会の最優秀GKにも選ばれた。
■DF:レヴィ・コルウィル(チェルシー/イングランド代表)
3バックの一角に選出されたのはチェルシー所属するレヴィ・コルウィルだ。20歳の生え抜きセンターバック(CB)は昨シーズン後半戦にレンタル先のブライトンで主力に定着。今シーズンからチェルシーに復帰すると、主に左サイドバック(SB)として起用され続けている。昨年12月のマンチェスター・ユナイテッド戦では腕章を託されており、次世代のキャプテンとの呼び声も高い。昨年10月には記念すべきイングランド代表デビューも飾っている。
■DF:アントニオ・シウヴァ(ベンフィカ/ポルトガル代表)
ポルトガルリーグで首位を走るベンフィカからは、屋台骨のCBが選出されている。20歳のアントニオ・シウヴァは弱冠18歳でトップチームデビューを果たすと即座に定位置を確保。そしてFIFAワールドカップカタール2022ではポルトガル代表に初招集され、グループステージで1試合に出場した。昨シーズンはベンフィカのリーグ優勝に貢献し、ベストイレブンにも選出。187㎝の恵まれた体躯を持つ冷静沈着なCBには、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどが関心を寄せている。