EURO2024の主役候補がズラリ!…昨年のU-20欧州ベストイレブンを紹介
■DF:アレハンドロ・バルデ(バルセロナ/スペイン代表)
最終ラインの3人目は20歳のアレックス・バルデだ。ラ・マシア出身の左SBは17歳でトップチームデビューを果たすと、昨シーズンはFIFAワールドカップカタール2022に出場したり、バルセロナを4年ぶりのリーグ制覇に導いたりと充実のシーズンを送った。ラ・リーガのベストイレブンにも選出された若武者は、今シーズンから背番号「3」を着用しレギュラーとしてプレーしていたが、先月24日の試合でハムストリングを負傷。手術の影響で今シーズン中の復帰は絶望と報じられており、EURO2024の出場も不透明となっている。
◼︎MF:ガビ(バルセロナ/スペイン代表)
中盤の一人目は数々の最年少記録を塗り替えてきた“スペインの至宝”ことガビだ。バルセロナの生え抜きでもある20歳は、昨シーズンのラ・リーガを制覇したほか、スペイン代表としてUEFAネーションズリーグ(UNL)優勝も経験。しかし昨年11月の代表戦で右ひざ前十字靭帯を断裂する大ケガを負い、今夏のEURO2024には間に合わないと言われている。
◼︎MF:ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/イングランド代表)
イングランドが誇る若き怪物も当然ながら選出されている。現在20歳のベリンガムは昨年夏にドルトムントから1億300万ユーロ(約164億円)の移籍金でレアル・マドリードに加入するとゴールを量産。今シーズンはここまでリーグ最多の14ゴールをマークしており、昨年は21歳以下のベストプレーヤーに贈られる『ゴールデン・ボーイ賞』を受賞した。市場価値は世界最高額とも言われており、U-20世代に区切らずとも、今ならどんなベストイレブンにも選ばれるだろう。
◼︎MF:ワレン・ザイール・エムリ(パリ・サンジェルマン/フランス代表)
フランスの“神童”こと17歳のワレン・ザイール・エムリも選ばれている。2022年8月に「16歳151日」でパリ・サンジェルマン(PSG)の最年少出場記録を打ち立てた若き才能は、1年目から公式戦31試合に出場しPSGのリーグ制覇に貢献。今シーズンは本職のボランチだけでなく、右SBもこなすなどプレーの幅を広げている。そして昨年11月には「17歳255日」にしてフランス代表デビュー。戦後の最年少出場記録を打ち立てると共に、いきなりゴールを決めて見せた。