【JRA賞】混戦の短距離路線は最優秀マイラーにソウルラッシュ、最優秀スプリンターにルガルが選出
JRAは1月7日、2024年度のJRA賞を発表した。最優秀マイラーには投票総数256票のうち182票を獲得したソウルラッシュ(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)、最優秀スプリンターには同197票を獲得したルガル(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ドゥラメンテ)が選ばれた(年齢、所属は2024年時点の表記)。授賞式は1月27日に行われる。 【データで見る】ソウルラッシュの血統、戦績 ソウルラッシュは24年初戦となった読売マイラーズCで隔年制覇を果たし、重賞3勝目。続く安田記念は3着、秋初戦の富士Sは2着と惜敗が続いたが、マイルCSを2馬身半差の快勝で制して悲願のビッグタイトルを手にした。23年に続く遠征となった12月の香港マイルでも2着と好走した。 池江泰寿調教師(ソウルラッシュ)「名誉ある賞を頂き、たいへん光栄に思います。この場をお借りして、ソウルラッシュを選出していただいた記者の皆さんにお礼を申し上げます。強い勝ち方ができたマイルCSが昨年のベストパフォーマンスだったと思います。オーナーや乗ってくださったジョッキー、牧場関係者や厩舎スタッフの皆さんにも感謝しています。今年も現役続行が決まっていますので、これまで勝てていない安田記念と香港マイルを勝って、また選出していただけるようにしていきたいと思います」 ルガルの24年はシルクロードSでの始動。3馬身差の圧勝で初タイトルを獲得した。1番人気に推された続く高松宮記念は10着と崩れたが、骨折明けで6か月半ぶりだったスプリンターズSを9番人気で勝利。G1初制覇を飾った。 杉山晴紀調教師(ルガル)「厩舎というより、ルガル自身が栄誉ある賞を頂くことができて、管理させてもらっている調教師としてうれしいです。去年は山あり谷ありの1年でした。シルクロードS圧勝の後、高松宮記念は1番人気で骨折惨敗。リハビリを一生懸命行い、スプリンターズSの劇的な勝利につながりました。その後には海外遠征もあり、色々とあった1年でした。香港から帰った後の回復も早く、先週も牧場で見ましたが、また一つ良くなっていると感じました。この春は高松宮記念から香港(チェアマンズスプリントプライズ=4月27日、シャティン競馬場)へ行くということはオーナーサイドと話をしています」
報知新聞社