【詳しく解説】巨大コントローラーでマリオ! 任天堂の歴史体感できる「ニンテンドーミュージアム」 京都・宇治に10月2日登場
館内クラフトルームでは花札づくりの体験も予約制で実施。特製キットから好きな絵柄を選んで色を塗り、花札を完成させる。さらに、デジタル技術を使って、外国人旅行者や初心者でも花札が楽しめる対戦コーナーもある。
アナログおもちゃを楽しく追体験
過去のおもちゃの体験コーナーもある。手元を操作することで先端が伸び縮みし、目標物をつかむ「ウルトラハンド」は、1966年のヒット商品。ミュージアムでは、ウルトラハンドを使ってボールをつかんで土管に落とすゲームが楽しめる。
アイデアを凝らした挑戦的なおもちゃとして知られるのが1969年の「ラブテスター」。人の体を流れる微弱な電流を感知する計器を使い、手をつないだ男女の恋愛度を測る。男女が公の場で手をつなぐこともはばかられた当時の日本で、話題になった。 館内の「ラブテスターSP」では、2人で画面の指示に従って「ラブ度」を上げるためにさまざまなテストに挑戦できる。
童心に返りストレス解消!
そのほか、電動でピンポン玉を射出するミニバッティングマシン「ウルトラマシン」(68年)を、部屋を模したセットで楽しむバッティングコーナー「ウルトラマシンSP」、ファミコンやスーパーファミコンの周辺機器だった光線銃で、マリオシリーズに登場する敵を撃つシューティングゲーム「ザッパー&スコープSP」なども用意されている。「ザッパー&スコープSP」は70年代に任天堂が展開していた「レーザークレー射撃場」をモチーフにしているという。
編集部スタッフも、ゲームを体験。ウルトラマシンSPでフルスイングすると、ボールが部屋中に当たり、家具が「ガッチャーン」と落ちたり、家電が光ったりする。童心に返って遊んで、ストレス解消できるかも。ザッパー&スコープSPで、大画面のキャラに向かって光線銃も打ちまくれば爽快そのものだ。
27万通りのバーガー
館内には飲食ができるカフェ「HATENA BURGER」がある。名物ハンバーガーは、スマホを使って肉や具材を組み合わせ、自分だけのオリジナルを注文できる。組み合わせは27万通り以上とされ、「ラクト・オボ・ベジタリアン対応(卵・乳製品を含む)用のメニューをつくったり、自分の体調に合わせた食材選びも可能だ。