韓国大統領室、共に民主党議員13人を告発…「平壌への無人機侵入を指示」と虚偽事実流布
韓国大統領室直属の参謀機関である国家安保室が3日、「『北朝鮮・平壌への無人機投入準備を指示したのは安保室だ』との情報提供を受けた」と発言した野党議員を告発した。 【写真】北朝鮮が「韓国から飛ばされた」として公開した落下物…チョコパイや生理用品も これは、韓国最大野党・共に民主党の「尹錫悦(ユン・ソンニョル=大統領)内乱真相調査団」が先月31日に発表したプレスリリースで、「『安保室が国防部(省に相当)や合同参謀本部を通り越して直接、ドローン司令部に対し平壌への無人機投入準備を指示した』との情報提供を受けた」と言ったのを受けてのものだ。北朝鮮は昨年10月、「韓国軍の無人機が平壌上空に侵入した」と主張した。
大統領室によると、安保室は3日、共に民主党の夫勝粲(プ・スンチャン)議員をはじめとする同党議員13人に対し、情報通信網法違反で告発する措置を取ったとのことだ。 大統領室は公示で、「被告発人たちは『安保室がドローン作戦司令部に対し、平壌への無人機侵入を直接指示し、これに申源湜(シン・ウォンシク)国家安保室長も直接関与した』という虚偽事実を流布し、ひどく名誉を毀損(きそん)した」としている。 そして、「被告発人たちは存在もしないことで、いわゆる『北風追い込み(ある事件・問題の発生を北朝鮮に関連づけて国内政治に利用すること)』により安保室の名誉を失墜させようとした」「被告発人たちが何の根拠もなく、正体も分からない者の情報提供を受け、安保室に関する虚偽事実を流布したことは、国家安保にとって危害となる犯罪行為だ」と強調した。 大統領室はその上で、「安保室は安保のコントロールタワーとして名誉を回復し、フェイクニュース流布を防ぐために告発という厳正な法的措置を取った」「安保室は警察に『徹底した捜査を行い、被告発人たちを厳罰に処するよう望んでいる』と伝えた」と述べた。 リュ・ビョンス記者