古市憲寿さんが選ぶ「子どもが手を離れたとき」の【ママに薦めたい3冊】|VERY
古市憲寿さん選書3選
『生きのびるための事務』 坂口恭平 著、道草晴子 漫画(マガジンハウス/¥1,760) 芸術家も会社員も、事務作業をおろそかにしては何も成し遂げられない。夢を現実にする唯一の技術、事務について。 『往復書簡 限界から始まる』 上野千鶴子、鈴木涼美 著(幻冬舎文庫/¥869) 稀代のフェミニストと気鋭の作家が、結婚や親子の在り方など自らを赤裸々に晒し合いながらやり取りをする書簡集。 『路傍のフジイ(全3巻)』 鍋 倉夫 著 (ビッグコミックス 小学館/各¥770) 職場では空気、誰の眼中にも入らない男・フジイ。現代で幸せとされる価値観を壊していく隠れたヒーローの物語。
PROFILE
◼️社会学者、作家古市憲寿さん 1985年生まれ、東京都出身。日本大学藝術学部客員教授。社会学者として活躍するほか、小説2作品が芥川賞候補に。 撮影/西原秀岳〈TENT〉 取材・文/有馬美穂 編集/中台麻理恵 *VERY2024年12月号「力をもらえる一冊、教えてください『VERYママ書店』」より。 *掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。