「城下を見下ろし殿様気分!?」瓦越しに広がる森と街のコントラストが異次元! 歴史を感じる登山【岐阜県・金華山】
■タイムスリップした気分で眺める城下の眺め
せっかくなので、入場料を支払い(大人200円。2024年11月現在)城内へと足を進めました。 天守閣を下から順番に巡っていきます。展示物と説明書きに目をやりながら徐々に上がって最上階へ。ここは全方向がベランダになっており、ぐるりと歩いて回ることができます。登ってくる途中、館内で仕入れた知識をもって眺める景色はまた格別です。取材日はあいにくの空模様で山並みの眺望には恵まれませんでしたが、屋根瓦越しに広がる街を眺めながら、戦国時代の景色を想像したりしてワクワクしました。 山頂部には博物館や史跡もあります。ロープウェイの山頂駅に近づくとカフェやレストラン売店、さらにはリス村まで! 展望台から見下ろす景色は、天守閣から見るのとは角度が違って、こちらも見応えがあります。期間限定、ロープウェイのナイター営業時なら夜景も楽しめるスポットとなっているそうです。 ここまで来たついでに? 下山はロープウェイを利用しました。森を空中から眺めながらあっという間に麓に到着です。ちなみに歩いて下山するなら、 “めい想の小径(水手道)”や“七曲り登山道(大手道)”が向いているでしょう。さらに、山の東側にはハイキングコースがいくつかあります。 このところ気温が乱高下しています。登山予定日に高標高の山の天気が大荒れのときなど、プランB、バックアップ代わりの代替プランを考えておくといいですね。 杉村 航(すぎむら わたる) 山岳フォトグラファー。 1974年生まれ。兵庫県育ちの長野県在住。 沢に薮山、山スキー、道なき道をいく山旅が好き。 ライフワークはトラウトフィッシング。美しいヤマメや イワナを求めて、全国の渓流に足しげく通う日々。 小谷村山案内人組合所属、北アルプス北部遭対協。 全日本釣り団体協議会公認・フィッシングインストラクター
杉村 航