【競輪】勉強熱心にもほどがある!加瀬加奈子が教員の夢かなえた 通信制高校に採用/静岡ミッド
<静岡競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇前検日◇2日 エネルギッシュに自分の道を切り開いてきた加瀬加奈子(44=新潟)は、人生を謳歌(おうか)している。ガールズケイリンの第一人者として12年も第一線で活躍し、その間には結婚と出産も経験した。そして、また新たな夢を手に入れた。 「順天堂大学時代に保健体育の教員免許を取得していた。競輪の世界に来たから、教師になる夢はいったん保留していたんです」。 師匠の池端将巳(79期=16年4月引退)から「先のことも考えろ」と言われたことをきっかけに、封印していた箱の扉が開いた。 そうなったら、じっとしていられない性格だ。通信制高校(学校法人佐藤学園・ヒューマンキャンパスのぞみ高校)の教員面接を受け、見事にパス。この12月から念願だった教師の仲間入りを果たした。 前検日前日の1日は、初めて教壇に立った。「5時間の授業は大変だった。でも、若い子たちからパワーをたくさんもらいました。授業は休日のみだから、本業に支障もない。むしろ、本業に生かせることも多いんです」。 あくまでも本業はガールズケイリンを代表する先行選手。ガールズ予1・2Rも柳原真緒に真っ向から立ち向かう。