【解説】“歴史的大接戦”アメリカ大統領選 日本時間5日投票開始
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日本時間の5日に投票が始まるアメリカ大統領選。最終盤の情勢を日本テレビ国際部の近野宏明解説委員が解説します。 【動くグラフ】米大統領選挙2024 ハリスVSトランプ 支持率の推移 ◇ 鈴江奈々キャスター 「いよいよ、日本時間の5日夜から投票が、水曜日には開票が始まります。現在の情勢はハリス氏、トランプ氏どちらがリードしているんでしょうか?」 近野宏明解説委員 「最終盤になりましたけれども、現地も最後の週末が終わったところですが、歴史的な接戦というのにふさわしい状況で、どちらになるのかまだわかりません」
近野解説委員 「日本テレビの大統領選挙の特設サイトのデータを見てみます。これは誰でも見られるデータなのでぜひアクセスしてみてほしいです。まずは全米での支持率を見てみると、夏前にバイデン氏が撤退するまではトランプ氏がリードしていました。それがハリス氏の登場で8月、9月はハリス氏がほぼ2ポイントリードしていました。11月3日の最新のデータだとほぼ同じで、トランプ氏48.5%、ハリス氏48.4%、その差はトランプ氏がわずか0.1ポイントのリードであるので、本当に誤差の範囲となっています」
鈴江キャスター 「本当に拮抗(きっこう)している状況ですけれども、この選挙の行方を握るのは激戦州ともいわれていますが、そちらの情勢はどうなんでしょうか?」 近野解説委員 「特設サイトは地図を色塗りしていて一目瞭然にしています。7つの州(アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ノースカロライナ、ペンシルベニア、ウィスコンシン)が激戦州です。去年12月からの推移を見てみると、春から夏前にかけては激戦州でもずっとトランプ氏の支持率の方が上回っていました。それが、ハリス氏が急きょ登板することになって、8月にはリードを奪い始める激戦州が出始めて、9月15日には、7つのうち4つの州でトランプ氏をリードしました。10月後半にトランプ氏が巻き返してきて、最新のデータ、11月3日時点だと、ミシガンとウィスコンシンの2つの州でハリス氏が奪い返した。非常に激しいつばぜり合いですが、その差はもっとも大きな西部のアリゾナ州でも2.6ポイントなので、まだまだひっくり返る可能性をはらんでいます」