【解説】“歴史的大接戦”アメリカ大統領選 日本時間5日投票開始
鈴江キャスター 「これだけ接戦が続いていると、開票した後、極めて票差が小さかったりしたときに、仮にトランプ氏が敗北をしている州でも敗北を認めない可能性も考えられますよね」 近野解説委員 「そういう心配はありそうですね。例えば、州によっては得票の差が0.5%以内だったらとか、得票の差が2000票以内だったら、誰からも求められなくても自動的に再集計をやるんだという規定がある州もあります。ただ、もしその再集計によってその州の勝者がひっくり返ることになると、ますますこじれてしまう可能性もあります」 斎藤佑樹キャスター 「前回の選挙のときは、選挙結果を認めない、その行き着いた先が議会襲撃でしたね」 近野解説委員 「そういうことですね。投票日の約4日後にバイデン氏の勝利が確実になったんですが、それをトランプ氏がなかなか認めず、年が明けて、最後には支持者が連邦議会の議事堂になだれ込んでいきました。ですから、まずは選挙自体が整然と、粛々と行われるように今、各州で投開票所の警備を強化しています。ということで、選挙の結果がまだ見えないのはもちろんですが、開票後の動きとか、支持者の心理や行動も予断を許さないまま、いよいよ投票日を迎えます」