シファ病院でハマス幹部殺害 院長室からライフルなど押収
ガザ、パレスチナ自治区、3月21日 (AP) ― イスラエル国防軍は3月19日、パレスチナ自治区ガザ地区で最大のシファ病院への急襲作戦で、同地区を実効支配するイスラム武装組織ハマス構成員数十人を排除し、約300人の容疑者を拘束したと発表した。 また、同国防軍はシファ病院の院長室で発見されたカラシニコフ銃とRPGの映像を公開したが、AP通信はこの映像を独自に確認できていない。 ハマスが同病院内で再編し、そこから攻撃を指揮しているという情報を基に、イスラエル軍が17日夜から18日にかけて、同病院を急襲。内部に潜んでいたハマス幹部を殺害した。 パレスチナ当局によると、殺害されたのはハマスが運営する警察の上級司令官で、輸送隊の保護を調整していたという。 イスラエル軍は昨年11月、ハマスがシファ病院内とその地下に司令部を維持していると主張。軍が同病院を襲撃、病院の地下や建物内でトンネルや武器弾薬を発見したが、主張を裏付ける決定的な証拠を示せなかったことで、いたずらに民間人の生命を危険にさらしたとして非難を浴びた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)