海上回廊開設を目指す支援船 ガザへの支援物資を海上輸送
ラルナカ、キプロス、3月13日 (AP) ― パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム武装組織ハマスとイスラエルとの5カ月に及ぶ戦争で、食料や水、生活必需品を断たれた住民への物資を積んだ支援船が3月12日、海上回廊の開設を目指して地中海のキプロスを出港した。 船に積まれた支援物資は、著名なシェフのホセ・アンドレス氏が設立した慈善団体 「ワールド・セントラル・キッチン」が集めたもので、スペインの援助団体「オープン・アームズ」の支援船が輸送している。船は2~3日でガザに到着する予定だ。 海上回廊計画は欧州連合(EU)をはじめ米国やアラブ首長国連邦(UAE)なども支援を表明している。 ガザには物資を陸揚げする施設がないため、物資を満載したはしけを曳く支援船がガザ沖で2隻の小型船と交代。WCKが設営中の突堤にはしけを横づけする予定だ。 米国からは桟橋を敷設する船が現地に向かっているが、到着までには数週間かかると見込まれている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)