200トンの物資が海路ガザへ 支援物資受け取り準備始まる
ガザ、パレスチナ自治区、3月15日 (AP) ― パレスチナ自治区ガザ地区の住民に向けた物資を満載したスペインの支援船が地中海のキプロスを出港したことを受けて、ガザ地区中部のワーディガザから3月14日、コンクリートブロックを積んだ数台のトラックが同地区北部へ向かった。 コンクリートブロックは13日も、南部ハーンユニスでトラックに積み込まれ北部へ向かった。 これと前後して、約200トンの人道支援物資を積んだはしけを曳いた支援船が人道危機救済のため、「海上回廊」開設を目指して地中海のキプロスを出港。支援船は今日明日にもガザに到着する予定だ。 これと並行して、米国は大規模な支援物資の海上輸送を実現させるため、ガザ沖に桟橋を建設する構想で、敷設船が米本土からガザに向かっている。桟橋構想も最終的には、現在試験的に実施中のキプロス-ガザ間の海上回廊に組み込まれることになる見通しだ。 さらに、海路による物資輸送に加えて、ヨルダン主導の救援物資空中投下キャンペーンも連日実施されている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)