中森明菜 ツイッター知らなかった「何ですか?」 “浦島太郎”状態にネット驚き「違う世界の人だわ」
今年7月に6年半ぶりにファンの前で歌唱した歌手の中森明菜(59)が、15日放送のニッポン放送特別番組「中森明菜のオールタイムリクエスト」(15日後5・30)に出演し、復帰後初となるラジオパーソナリティーを務めた。 【写真あり】「TATOO」でコラボした香取慎吾との2ショット 番組冒頭で「12月15日、日曜日、時刻は5時半です。こんばんは、中森明菜です」と一言一言かみしめるようにあいさつ。タレントのミッツ・マングローブとフリーアナウンサー垣花正が加わると楽しそうに笑い、明るい雰囲気で番組がスタートした。 ラジオから流れる明菜の声に、SNSには番組開始直後から反響が続々。「明菜の生声サイコーすぎる!!!泣いちゃう」「耳が幸せ過ぎて鼻血出そう」「明菜ちゃんの生の声を聴けてる~」と興奮の声があふれていた。 大の明菜ファンであるミッツから「お家にテレビあるんですね」「平成から令和に変わったのはご存知ですか?」などと愛ある“イジリ”を受けると、「時代遅れな人間なものですから」と笑った。また「携帯もこの2年でやっと持てるようになりました。薄いやつ」とスマホデビューしたことも明かしていた。 オープニングトークから、明菜の天然ぶりがさく裂した。1曲目を決めるよう振られると、「私の歌じゃないといけないんですか?」と予想外の返答で一同を笑わせた。また、「ツイッター?ツイッターって何ですか?」と、X(旧ツイッター)も知らなかった様子。ミッツから説明を受けると、「それをツイートすると…(言う)」と、合点がいった様子だった。よく使うスマホアプリを問われると、「アプリ…」しばらく考えて「あ、Googleです!」と笑って答えていた。「Siriが教えてくれたりします。“Siri”って呼ぶと、“は~い~!”って」。しかし、「“何をおっしゃっているのか分かりません”ってよく言われます」とも打ち明け、笑わせた。 まさに“浦島太郎”状態。SNSには「タイムマシンに乗ってきたのかな」「Twitterも知らない…明菜しゃん、違う世界の人だわ」「アナログな明菜ちゃんが大好きです」「明菜のタイムトラベラー感w」「明菜さ~ん、自分のアカウント持ってるじゃ~ん」「Twitterを初めて知る明菜様」と、驚きつつも微笑ましく聞き入っている様子だった。 82年に「スローモーション」で歌手デビューし、「少女A」「セカンド・ラブ」「北ウイング」「飾りじゃないのよ涙は」、さらに日本レコード大賞を2年連続で受賞した「ミ・アモーレ」「DESIRE―情熱―」など、数々のヒット曲を世に送り出した明菜。番組は、デビューからこれまで発表してきた楽曲を、リスナーのリクエストやメッセージとともに紹介。昨年はミッツと垣花が出演し、明菜からは音声コメントが届いたが、今年は自らパーソナリティーとして番組に参加した。 2010年に体調不良で芸能活動を休止し、今も調子を見ながらの活動が続く。それでも14年大みそかのNHK紅白歌合戦では、米国のレコーディングスタジオから生出演。12年ぶりの紅白出場で、ファンを喜ばせた。 デビュー40周年を迎えた22年には、個人事務所を設立。公式Xでは、近況報告とともに復帰を宣言した。「今年2022年は、デビューをさせていただいていから40年になります。デビュー40周年として、何らかの活動をと日々体調と向き合ってきておりましたが、まだ万全な体調とは言えません。ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたいと思いますので、どうか見守っていただけると嬉しいです」と呼びかけていた。 その言葉通り、近年は活動を活発化させている。昨年12月には公式YouTubeを開設。今年7月にはファンクラブイベントを開催し、17年末のディナーショー以来、約7年ぶりに公の場に姿を現した。イベントではジャズ風にアレンジされた「北ウイング」を歌唱し、涙ぐむ場面もあった。 Xの書き出しは「いつも応援してくださるファンのみなさまへ」がお決まりの一言。長年、支えてくれたファンへの恩返しへ、大きな一歩となる出演になった。