日米両ツアーの予選会を突破した吉田優利の“足閉じ素振り”にはどんなメリットがある?
足を閉じてのパターの素振りは振り幅に集中できる
メリットは振り幅に集中できること。実際に打つ時とはかけ離れたスタンスで素振りをすることで、ストローク中の体の動きなどを意識せず、振り幅だけを意識して素振りすることができます。 もちろん、軸ブレを防ぐにも足閉じ素振りは有効です。軸を安定させた状態で振り幅に集中すれば、距離感が合いやすくなります。タッチが合わずに悩んでいる人は、吉田選手のように足を閉じて素振りをすると距離感を合わせやすくなるはずです。
吉田 優利(よしだ・ゆうり)
2000年生まれ、千葉県出身。2019年のプロテストに合格し、21年「楽天スーパーレディース」でツアー初勝利。23年の「ワールドレディスサロンパスカップ」では国内メジャーを初制覇した。24年シーズンは予選会を経て米女子ツアーを主戦場に。CMEグローブポイントランキング102位でシーズンを終えたが、今季終盤に日米の予選会に挑戦して両ツアーの来季出場権を獲得。日本ツアー通算3勝(国内メジャー1勝)。エプソン所属。
石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
小澤裕介