国内女子ツアー、年間トップ5中4人が来季は米ツアー見込みも小林会長「さみしいけどうれしい」
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は16日、都内で会見し、25年シーズンの国内女子ツアーの日程を発表した。レギュラーツアーは、新規が明治安田レディース(7月17~20日、宮城・仙台クラシックGC)の1試合で、昨年開催された明治安田レディース・ヨコハマタイヤが開催されず、1増1減。24年と変わらず37試合が開催される。賞金総額は44億3500万円で、24年よりも1214万円増える見込み(米ドル換算のTOTOジャパン・クラシックの賞金を1ドル=150円とした場合。24年は151・43円)。 【一覧】来季米ゴルフツアーに参戦する日本勢 今季の年間ポイントランキングで、1位の竹田麗央、2位の山下美夢有、3位の岩井明愛、5位の岩井千怜と、上位5人のうち4人が、来季の米ツアー出場権を獲得し、主戦場を移す意向を示している。今季の年間トップ5のうち、変わらず国内ツアーを主戦場として予定しているのは年間4位の小祝さくらのみ。他にも、人気の高い原英莉花も米下部ツアーを主戦場とする見込みだ。 会見したJLPGAの小林浩美会長は「さみしいけど、うれしいというのが正直なところ。世界で勝つというのを目標に、選手たちが本当に、目標を高く持って努力してきた。その成果が表れている。それが1番出た年。現役は長そうで短い。各選手が歩みたいキャリアを後押ししたい。『日本の女子プロゴルフは強い』というのを、海外で示してほしい。それが私たちの願い」と語った。国内ツアーの“空洞化”が、一部のファンの間ではさけばれている。だが、世界で勝つために、従来は3日間大会が多かった国内ツアーを、世界最高峰の米ツアーのように、4日間大会を増やし続けてきた成果が身を結んできている現状を歓迎した。