激震!サッカー協会の田嶋会長が新型コロナ陽性…なでしこJやJISS勤務スポーツドクターの夫人ら2次感染拡大に危惧
日本スポーツ界に激震が走った。日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(62)が17日、自身が受けた新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たことを、JFAを通じて明らかにした。 2016年3月からJFAの第14代会長を務めている田嶋氏は、国際サッカー連盟(FIFA)理事をはじめ、日本オリンピック委員会(JOC)副会長や2020東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会理事も務めるスポーツ界の要人。世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるい続けるなかで、現役アスリートや指導者も含めて、日本スポーツ界から初めて感染者が出たケースとなった。 JFAを通して17日夜に発表されたステイトメントによれば、田嶋会長は2月28日から3月8日まで海外出張に出ている。まずは北アイルランドのベルファストで29日に開催された、サッカーの競技規則を決める世界で唯一の意思決定機関、国際サッカー評議会(IFAB)の年次総会に出席した。 続いてオランダのアムステルダムへ移動し、3月2日に欧州サッカー連盟(UEFA)の理事会に、翌3日には同総会に出席。前者ではブラジル、コロンビア、オーストラリアおよびニュージーランドの共催とともに開催を争う、2023年の女子ワールドカップの招致プレゼンテーションを行った。 さらに5日にはアメリカ・フロリダ州オーランドへ渡り、なでしこジャパンが出場している国際親善試合、2020 SheBelieves Cupの対スペイン女子代表戦を視察。翌6日にはニューヨークへ移動して女子ワールドカップの招致活動を行い、8日に日本へ帰国している。 10日には都内で行われたラグビーワールドカップ日本大会の組織委員会理事会に出席。2020東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長、JOCの山下泰裕会長も同席していた。12日には東京・文京区のJFAハウスで、メディアの囲み取材に応じている。 新型コロナウイルスの影響を受けて、JFAでは先月26日から全職員へ在宅勤務を命じていた。しかし、14日に2020年の第3回理事会を控えていたこともあり、田嶋会長はその準備のためにJFAハウスを訪れていた。そして、理事会を終えた後に状況が一変する。