激震!サッカー協会の田嶋会長が新型コロナ陽性…なでしこJやJISS勤務スポーツドクターの夫人ら2次感染拡大に危惧
インターネットを介して飛び込んで来たのは、先のUEFA総会で近くにいたセルビアおよびスイスサッカー協会会長の新型コロナウイルス感染だった。田嶋会長自身も15日になって微熱を出したことで、16日に予定されていたJOC常務理事会を急きょ欠席し、文京区内の保健所へ相談した。 その際に海外渡航歴と会議同席者の感染を伝えたところ、新型コロナウイルスの検査を受けることとなり、17日午後になって陽性反応の結果が出た。一報はJFAおよびJリーグのスタッフを介して、JFAハウス内で月例理事会を行っていたJリーグの村井満チェアマン(60)のもとへと届けられた。 理事会終了後の午後4時半からは、村井チェアマンによる記者会見が予定されていた。しかし、時間が押した末に午後5時過ぎになって、JFAハウス内で新型コロナウイルスの濃厚接触が疑われる事例が発生したと広報担当者が報告。その上で集まっていたメディアへ、予定の変更を告げている。 「みなさんの健康と安全を最優先に考えて、本日この場での記者会見を取りやめて、後ほどウェブを通じての記者会見に変更させていただきます」 陽性反応が出るまでに至る過程を把握できなかったとして、この時点ではJリーグからは詳細は明かされなかった。しかし、午後6時を過ぎたころになって田嶋会長の感染が判明。JFAも同会長のステイトメントと、JFAとして取っていく今後の対応を続けて発表している。 ステイトメントのなかで、田嶋会長は「現在は多少熱があり、検査したところ肺炎の症状もあるそうですが元気です」と現状を報告。そのうえで女子ワールドカップの日本招致で必要不可欠だったUEFAへのプレゼンテーションを含めた、海外出張時の状況をこう綴っている。 「3月初頭のアムステルダム、ヨーロッパでは新型コロナウイルスに対して現在程の緊張感はなく、皆さん、ハグ、握手、ビズなども行っている状況でした。(中略)アメリカにおいても、新型コロナウイルスに対する危機感は現在ほどではありませんでした」(原文のまま)