大坂なおみ 母になり変化「精神的に強くなった」「守るべき人がいる」 娘と祖父母が面会「嬉しかった」<女子テニス>
東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2024
女子テニスで世界ランク58位の大坂なおみは20日、東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2024(日本/東京、ハード、WTA500)の会場で行われた「YONEX Tennis Festival 2024」に登場。大坂は会場内で取材に答え、母になったことでの心境の変化を語った。 【内島萌夏、日比野菜緒ら 東レPPO組合せ】 27歳で元世界ランク1位の大坂は出産を経て今シーズン復帰。先月から今月にかけて行われたチャイナ・オープン(中国/北京、ハード、WTA1000)では3試合に勝利したが、4回戦はC・ガウフ(アメリカ)に対し6-3, 4-6となった時点で腰の負傷により途中棄権した。 この負傷の影響により大坂は東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2024を欠場。2022年以来、2年ぶりの出場が叶わなかった大坂だが、この日は会場に登場し取材に答えた。 大坂は昨年7月に娘のシャイちゃんを出産し、母になったことでの心境の変化について次のように語った。 「私の人生は間違いなく大きく変わりました。今は精神的にかなり強くなったと感じています。もう多くのことが私を悩ませているとは思いません。テニスは大好きなものだけれど、それが私の世界のすべてではないと気づきました。家に帰ると娘がいます。彼女にとって、今の年齢では私が彼女の世界すべてです。私には守るべき人がいます」 「若い頃はコートでもコート外でも好きなことをする時間がたくさんあったのに、今は人生はとても貴重だと気づきました」 また、大坂は昨日、娘を大坂の祖父母に会わせたと明かし「(シャイちゃんからみて)曽祖父母は泣いていて、とても嬉しかったです。特別なことだと感じました」と笑顔で語った。 なお、大坂は負傷の状態について、腰だけでなく腹部にも損傷があることを明かし、日本代表として出場予定であった11月13日から20日に行われる国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ・ファイナル(スペイン/マラガ、室内ハード)は欠場する見通しであると述べた。 今後は来年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に向けコンディションを整えていき、世界ランク30位以内に入ることを目標に挙げた。
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