細部まで愛情を込めて改良し、更に進化したフォルクスワーゲンの新型「ゴルフ GTI クラブスポーツ」の全て!
コックピットの独立型タッチスクリーンは12.9インチサイズとなり、グラフィックとメニュー構造は新しくなった。そして、伝説的に不向きとされてきたセンサーフィールド(タッチスライダー)にはイルミネーションが施された。
愛情を込めてデザインされたグラフィックの計器クラスター
デジタルインストルメントクラスターは10.2インチ。ステアリングホイールは一部パーフォレーテッドレザーを使用し、ツボを押さえた本物のボタンが装備されている。 ただし、カーボンインレイは別料金。赤く脈動するスターターボタンは、いいディテールだ。赤のステッチ、ステンレススチール製のペダルキャップ、30色から選べるアンビエントライトなど、フォークロア調のアイテムも充実している。
技術的には、2.0リッターTSI(EA888)は変わらず、LK3 evo4として第4世代となり、「クラブスポーツ」では従来通り300馬力、最大トルク400Nmを発揮する。エンジンマネージメントとブースト圧は再チューンされている。
VWはリフレッシュされたGTIクラブスポーツの価格をまだ秘密にしている
VWはまた、プログレッシブステアリング、電子制御フロントアクスルディファレンシャルロック、ドライビングダイナミクスマネージャーを含むサスペンションセットアップを見直し、再設計した。 「GTIクラブスポーツ」の市場導入は2024年10月で、VWは価格についてまだ話したがらなかった。いずれにせよ、265馬力となった「ゴルフGTI」は44,505ユーロ(約755万円)から購入できる。クラブスポーツはもう少し高くなるだろう。
結論
「GTIクラブスポーツ」は、ボディワークやテクノロジーに大きな変更を加えることなく、フェイスリフトが施された。デザインは細部まで愛情を込めて作り込まれ、物議を醸したマルチメディアも改善された。どんな走りを見せてくれるのか、今から楽しみだ。
Dirk Branke