「夏の甲子園」都道府県強さランキング1~5位
3位:和歌山県
<選手権大会成績> 優勝;8回 準優勝;5回 ベスト4:10回 ベスト8;9回 合計Pt:144Pt トップ3に名を連ねたのは、和歌山県だ。古くから全国制覇の経験を持ち、夏の甲子園優勝回数は全国2位タイ(8回)を誇る。 初優勝したのは、第7回(1921年)の旧制・和歌山中(現・桐蔭)。強力打線が4試合で計75得点と圧倒。続く第8回(1922年)も制し、史上初の夏連覇を達成した。 第61回(1979年)の箕島の戦いぶりは、いまもなお語り継がれている。名勝負と謳われる3回戦の星稜(石川)戦は1点ビハインドの延長12回、後がない2死から起死回生の同点ホームラン。18回までもつれた大激闘をサヨナラで制すと、その後も接戦をものにし、公立校唯一となる春夏連覇を成し遂げた。 県勢最多の優勝回数を誇るのは、智弁和歌山だ。第79回(1997年)に初優勝を飾ると、第82回(2000年)も制覇。そして第103回(2021年)、決勝戦で智弁学園(奈良)との兄弟校対決が実現。9-2で軍配を上げた。また、和歌山中(現・桐蔭)、海草中(現・向陽)も2度優勝を果たしている。 主な高校 桐蔭、海南、向陽、智弁和歌山、箕島、市和歌山、和歌山東ほか
2位:東京都
<選手権大会成績> 優勝;7回 準優勝:3回 ベスト4:11回 ベスト8;29回 合計Pt:147Pt 2位となったのは、東西で2つの出場枠を有する東京都。勝利数では47都道府県最多の数字(182勝)を誇っている。 第2回(1916年)、慶応(神奈川)の前身・慶応普通部が全国制覇。以降は長らく優勝から遠ざかったが、第58回(1976年)に桜美林が快進撃。決勝戦では“東京・大阪決戦”を制して夏初出場初優勝を飾った。 東東京で複数回の優勝経験があるのは、第71回(1989年)と第77回(1995年)を制した帝京。第71回は絶対的エース・吉岡雄二を擁し、全5試合でわずか1失点。圧倒的な投手力で頂点に立った。 西東京では、日大三が第83回(2001年)、第93回(2011年)で夏の王者に。また、第88回(2006年)、早稲田実の躍進は記憶に新しい。“ハンカチ王子”の愛称で話題となったエース・斎藤佑樹がチームを牽引。駒大苫小牧(南北海道)との決勝戦は、田中将大との壮絶な投手戦の末に延長15回で決着つかず。再試合では大接戦を制し、夏27回目の挑戦で深紅の大優勝旗を手にした。 主な高校 早稲田実、日大三、帝京、国士舘、関東第一、国学院久我山、二松学舎大付ほか