ヴィニシウスがFIFA最優秀選手賞The Bestを受賞!バロンドールで敗れたロドリとの接戦を制する | ラ・リーガ
17日にFIFA(国際サッカー連盟)最優秀選手賞The Best2024が発表され、レアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが栄冠に輝いた。 バロンドールはマンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが受賞したが、The Bestは同賞で2位だったヴィニシウスが勝ち取った。 The Bestは各国代表チームの監督、キャプテン、メディア、ファンの投票によって決められるが、ヴィニシウスは監督の投票による獲得ポイントが438、キャプテンのポイントが617、メディアのポイントが538、ファンのポイントが114万7276だった。 その一方でロドリは監督のポイントが461、キャプテンのポイントが373、メディアのポイントが543、ファンのポイントが26万4835に。これらを統合した最終的なスコアリングポイントはヴィニシウスが48、ロドリが43となり、5ポイント差でヴィニシウスがトロフィーを獲得している。ちなみに3位はヴィニシウスのレアル・マドリードのチームメート、イングランド代表MFジュード・ベリンガムで、監督のポイントが191、キャプテンのポイントが164で、メディアのポイントが183、ファンのポイントが46万887で、最終的なスコアリングポイントは37だった。 2023-24シーズン、レアル・マドリードで24得点10アシストを記録して、チャンピオンズリーグおよびラ・リーガの二冠達成に貢献したヴィニシウス。The Best受賞後には、次のようなスピーチを行なっている。 「ここまでたどり着くことは不可能だと思っていました」 「子供の頃は犯罪の温床の近く、サンゴンサロのストリートで、裸足でボールを蹴っていました。ここまで到達できたことは、自分にとって大きな意味があります。僕は多くの子供たちに、不可能だと思っていることは可能なのだと、彼らもここまでたどり着くことができるのだと、信じさせることができるんです」 「家族に感謝を伝えたいと思います。彼らは僕のために自分たちの夢をあきらめたんです」 「そして僕のチームにも感謝を。彼らが自分をここまで導いてくれました。僕は世界最高のクラブであるレアル・マドリードで、これからもずっとプレーしていたいと思っています」 「そして、フラメンゴへの感謝を忘れることはできません。彼らがピッチやストリートでプレーする僕を見つけてくれたんです。フラメンゴなしで、ここまでたどり着くことはありませんでした」 なおスコアリングポイントのトップ10は以下の通り。 1位 FWヴィニシウス(レアル・マドリード/ブラジル代表) 48 2位 MFロドリ(マンチェスター・シティ/スペイン代表) 43 3位 MFベリンガム(レアル・マドリード/イングランド代表) 37 4位 DFカルバハル(レアル・マドリード/スペイン代表) 31 5位 FWヤマル(バルセロナ/スペイン代表) 30 6位 FWメッシ(インテル・マイアミ/アルゼンチン代表) 25 7位 MFクロース(レアル・マドリード/ドイツ代表MF) 18 7位 FWハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー代表) 18 9位 FWエンバペ(レアル・マドリード/フランス代表) 14 10位 MFヴィルツ(レヴァークーゼン&ドイツ代表) 8 なおFIFA年間最優秀監督はレアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督、最優秀GKはアストン・ヴィラ所属のアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスが受賞。女子フットボールのThe Bestnは、バルセロナのスペイン代表FWアイタナ・ボンマティが2年連続で受賞した。