Rマドリード初代王者に! インターコンチネンタル杯決勝でパチューカに快勝 戦列復帰エムバペが1G1A
◇インターコンチネンタル杯決勝 Rマドリード3―0パチューカ(2024年12月18日 カタール・ルサイル) 旧クラブW杯に代わって新設されたインターコンチネンタル杯決勝が18日、カタール・ルサイルスタジアムで行われ、欧州チャンピオンズリーグ(CL)王者レアル・マドリード(スペイン)が北中米カリブ海チャンピオンズ杯王者パチューカ(メキシコ)に3―0で勝利し、初代王者に輝いた。戦列復帰したフランス代表FWキリアン・エムバペ(25)が先制点を含む1得点1アシストと活躍した。 決勝からの登場となるRマドリードは、左太腿のケガで欠場する可能性もあったFWエムバペが先発出場。前日FIFA男子最優秀選手に初選出されたFWビニシウスやMFベリンガムら主力もスタメン入り。MFモドリッチはベンチスタートとなった。 試合は序盤攻め込まれる場面もあったが守護神GKクルトワが好守でゴール死守。すると徐々に攻撃のリズムが生まれ前半37分、MFベリンガムからのスルーパスに抜け出したFWビニシウスが飛び出してきた相手GKをかわし縦に突破。そのまま左サイドから中央へ折り返し、最後はゴール前のFWエムバペが左足で押し込み待望の先制ゴール。1―0で後半へ折り返した。 後半8分には追加点。FWエムバペからのパスを受けたFWロドリゴがドリブルで相手を翻弄。右から中央へと持ち出し、最後はペナルティエリア手前で右足を一閃。綺麗な弾道のシュートをネットに突き刺し、2―0とリードを広げた。 2点差となったアンチェロッティ監督は同17分、FWエムバペを“お役御免”とばかりに早々に途中交代。多くのRマドリードサポーターが駆けつけたスタンドからは大きな拍手が送られた。さらに同25分、MFモドリッチがFWロドリゴに代わって途中出場。18年にはバロンドールを受賞したスター選手の登場にスタンドから大きな歓声が上がった。 そして同38分、FWビニシウスがPKで3点目。前線“3トップ”がそろい踏みで北中米カリブ海チャンピオンズ杯王者に快勝し、UEFAスーパー杯に続き今季2つ目のタイトルを獲得。アンチェロッティ監督はRマドリードでの通算タイトル数が「15」となり、指揮官としてクラブ歴代最多タイトル獲得の新記録を樹立した。 インターコンチネンタル杯は、来年から4年ごとの開催に変更されたクラブW杯に代わり新設。今大会はRマドリード、パチューカの他にアジアCL王者アルアイン(UAE)、オセアニアCL王者オークランド(ニュージーランド)、アフリカCL王者アルアハリ(エジプト)、南米王者ボタフォゴ(ブラジル)といった各大陸王者6チームが参加。初戦は9月22日にアルアインがホームでオークランドに6―2で勝利。2試合の準々決勝はアルアハリがアルアインに3―0、パチューカがボタフォゴに3―0で勝利。1試合の準決勝ではパチューカがアルアハリを0―0のまま突入したPK戦を6―5で制し、決勝へと駒を進めていた。