楽天の三木谷氏が携帯参入で会見(全文5完)MVNOからMNOに移行してほしい
無料プログラム終了後、MVNOは収束させるのか
朝日新聞:朝日新聞の【井上 01:43:50】と申します。10月以降もMVNOの受け付けは継続するということで、ただMNOへの移行も推奨するということかと思うんですけども、来年のこの無料プログラムが終わったあとはMVNOは収束していくというような方向性なんでしょうか。MNOの料金がインパクトのあるようなものになればなるほど、MVNOとのカニバルというか、そういう状況になっていくと思うんですが、どのように整理されていくんでしょうか。 山田:大きな視点、長期的には当然、自社の回線をこれから運営していくわけですので、MVNOのお客さまにもそちらに移行していただきたいと思っています。それから新たなお客さまの募集についてはMNOが中心になっていくという、これはもう以前からお伝えしているとおりなんですね。 では具体的に、ここでMVNOの新規はこういうふうにやめますとか、ここからはもうMNOしかやりませんっていう詳細まではまだ決まっていなくて、なぜかっていうとMNOのほうもいつから正式の、リアルの店舗も含めた販売を積極化していくかっていうことがまだ決まっていないので、その大きな方向性は決まっていますけれども具体的な策についてはまだ決めておりません。 ただ、重要なのはMVNOのお客さまもこれだけ、何百万人っていらっしゃいますので、とにかく今いらっしゃるMVNOのお客さまの利便性を損なうことがないように。これはやはりMVNOもきちんとしたインフラをこれはご提供しているわけでございますので、そのMVNOのお客さまについても利便性を損なうことがないことを最優先して、いろんな対応を慎重にしていきたいというふうに思っています。 朝日新聞:MNOへの移行を促す上で、どのような点がMVNOよりも良くなると。つまりMNOのほうがいいからMNOに移ってくださいというふうに言わなきゃいけないと思うんですけど、何がアピールポイントなんでしょうか。 山田:それはちょっとMNOの料金プランも今、発表してない段階ですけれども、トータルなネットワーク回線っていうものはMNOが、MNOのトータルなネットワーク回線の品質っていうものは良くなっていくというふうには考えています。 司会:よろしいでしょうか。ありがとうございました。ほかにございますでしょうか。ではそちらの後ろのほうにいらっしゃるグレーの、少し柄の入ったシャツのお客さま、お願いいたします。