マイク・タイソンと戦うジェイク・ポールとは一体何者?|登録者2000万人級YouTuber兼プロボクサーの経歴・戦績・資産
批判的な意見も多くあるが、ジェイク・ポールは世界で最も人気のあるインフルエンサーのひとりと考えられている。彼が試合を行う度に大金を稼ぐため、常にそのことを我々に思い出させる。『問題児』(The Problem Child)として知られるジェイクは、10代の頃から大勢の人々を楽しませてきた。特に若い世代の間ではカルト的な人気を誇っている。 【動画】ジェイク・ポールのボクシングデビュー戦や初黒星を喫したトミー・フューリー戦などの動画を本誌記事内で紹介中 YouTubeの動画作成のために友人や兄ローガンに対して仕掛け続けたイタズラやドッキリ、2018年からはボクシングと、ジェイクは何をしても爪痕を残してきた。そして今やジェイクはボクシング界の破壊者となり、素人レベルやボクサーでもない相手と試合をしては高額な報酬を手にしている。 そんなジェイクは日本時間11月16日(土)に伝説的なボクサー、マイク・タイソンと対戦することでまた大きな注目を集めることになる。58歳のタイソンにとって、2005年以来のプロとしての公式試合となる。 賛否両論の試合に臨むジェイク・ポールが、どうやって今のような人気者となったのか、そのキャリアとプロフィールを紐解いていく。
ジェイク・ポールとは何者? イタズラ動画でディズニースターに
1997年1月17日、米オハイオ州生まれ、現在27歳のジェイク・ポールは10代の頃、「Vine」(現在はサービス終了)というプラットフォームに動画を投稿し、何百万人というフォロワーを獲得して有名になった。 「Vine」のサービス終了後、ジェイクは活動の場をYouTubeに移し、いたずら動画やミュージックビデオを投稿し続けた。すると、その活躍がディズニーの目に留まり、19歳の時にテレビシリーズ『やりすぎ配信!ビザードバーク』(原題:Bizaardvark)のメインキャストのひとりに抜擢された。ジェイクが演じた「ダーク・マン」は何でも試してみるキャラクターで、まさにジェイクにうってつけの役だった。 「(ダークの)エネルギッシュなところ、他人がどう思うかなんて気にしないところにすごく共感したね」とジェイクは『Cleveland.com』の取材で語った。 「彼(ダーク)はあの番組の中のピエロのような存在で、現実の僕もクラスで同じような役回りだった。それに彼も動画を作るよね。だから多くの点で共感できたんだ。どちらかと言えば、ダークは僕よりも大胆だから演じるのがとても楽しかったよ」 番組をシーズン2で卒業し、ディズニーを離れたあとも、ジェイクは自身のコンテンツ制作を続けた。2017年にリリースしたシングル『It's Everyday Bro』は、視聴回数が3億100万回を超えている。ジェイクはまた、ボクシングでの対戦を前にDeji(デジ・オラトゥンジ、イギリスのインフルエンサー)を"ディス"る曲『Champion』も制作した。