南こうせつ 紅白歌唱時、胸元につけたブルーリボンに注目集まる「見ながら涙が出そうになりました」
大みそか恒例の「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)が昨年12月31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、紅組のイルカ(73)と紅白の枠を超えたセッションを実現させた白組の南こうせつ(75)が、歌唱時に胸元につけていたブルーリボンに注目が集まっている。 平成9年以来、27年ぶりの出場。かぐや姫として1973年にリリースし、大ヒット曲となった「神田川」を歌唱し、若い恋人同士のささやかな幸せを表現した。「なごり雪」で恋人とのお別れと季節の移ろいを感じさせてたイルカと、互いの楽曲をギターとコーラスでカバーする珍しい演出で、年末の祭典を盛り上げた。 デニムコーデで登場した南の右胸元には、「北朝鮮による拉致被害者の生存と救出を信じる意思表示」を示すブルーリボンバッジが。 パリ五輪・パラリンピックに歓喜し高揚した一方で、多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」という思いを込めた紅白の舞台で、静かに平和を願った南の行動に、SNSでは「かっこよすぎです」「漢です」「気がつかなかった!」「見ながら涙が出そうになりました」などの声が上がっている。