40代、「暮らしが好転した習慣」7つ。心のモヤモヤは掃除ですっきり
日々の暮らしを綴るVlogが人気を博し、自身のYouTubeチャンネル「hibi hibi」の登録者数は13万人を超える、デザイナーのasakoさん。自分と向き合い、取り入れるようになった習慣によって、暮らしもよい方向に変わっていったと言います。ここでは、asakoさんの日々の過ごし方や、心を満たすために意識していることなどについて語ります。 【写真】「よさそう」と思ったことはやってみる
ものに頼るのではなく、満たすためには引いてみる
昔から、すてきな暮らしに憧れがありました。そのせいかインテリアや暮らしまわりの道具が好きで、いつも欲しいものだらけでした。それらを手に入れないと、暮らしも、心も満たされない気がして、とにかく手に入れることに必死だったのです。でも、どれだけ素敵な器や道具を手に入れても満足できないし、あれこれ飾っても、なんだか違う気もするし…。次第に家の中はものであふれていきました。そこでようやく気づいたのです。ものに頼るには、限界があると。 でも、ほかのなにが私を満たしてくれるのでしょう? 頭で考えていても、ちっとも答えは見つかりません。そこで、心を満足させるのに効くと言われていることを、片っ端からやってみることにしました。 寝る前の瞑想はそのひとつ。毎晩、照明を落とした寝室のベッドでゆる~く蓮華座を組み、20分ほどの瞑想を続けるうちに、少しずつ、過剰な欲求や焦りから解放されていきました。 というのも、瞑想は手に入れることとは逆で、どれだけ手放すかの訓練だったから。日々、情報を浴び続け、欲しいものだらけの私にとって、これがとてもよかったのです。頭の中のざわざわとしたものを一掃することに集中すると、「たりない」のではなく、いろいろ手に入れすぎていて迷子になっていたのだ、と思えるようになりました。 それからというもの、日常の中でふと思いついたときに、「周囲の音を数秒聞くだけ」という瞑想も実践しています。車が通り過ぎていく音だとか、雨粒の音とか、そのような音に数秒だけでも集中することで、ざわついている思考をちょっと止めるという方法。どんな場所でもいいので、ただ周りの音に耳を澄ますだけというお手軽さがちょうどよくて、気に入っています。頭の中が数秒でも静かになると、想像以上に落ち着くのですよね。 お手本はわが家の猫。猫は耳がいいので、いつも耳がピクピク。音に集中しているときがよくあります。猫の場合、身の安全を確保するために耳を澄ましているのだと思いますが、私の場合は「心の平穏」のため。瞑想による「からっぽ」の気持ちよさは、一度味わうとやめられなくなります。