中国のIPv6アクティブユーザー数が約8億人に達する
【東方新報】2024年5月までに中国のIPv6(インターネットプロトコルバージョン6)のアクティブユーザー数は7億9400万人に達し、全インターネットユーザーの72.7パーセントを占めた。これは最近発表された白書によるものだ。 同白書は、中国のIPv6技術の開発状況を特集しており、北京市に拠点を置くシンクタンクである中国信息通信研究院が主催する第3回中国IPv6技術の革新と発展に関する会議で発表された。この会議は8日に北京市で閉幕した。 中国工程院の呉建平(Wu Jianping)院士は、IPv6技術は未来のサイバースペースの最も重要な基本インフラであり、そのフレームワークはIPv6の革新と発展のための重要な技術であると述べた。 移動ネットワークでのIPv6利用トラフィックの割合は64.56パーセント、固定ネットワークでは21.21パーセント、家庭用無線ルーターのIPv6サポート率は50パーセント以上、主要業界の8049のウェブサイトにおけるサポート率は96.01パーセントに達していると、国家サイバースペース管理局の王崧(Wang Song)副主任が述べた。 王副主任はさらに、IPv6は次世代のインターネットプロトコルとして知られており、インターネットユーザーに大量のIPアドレスリソースを提供するだけでなく、ビッグデータやクラウドコンピューティングの発展、デジタル経済の強化、産業のアップグレード、より快適で安全なユーザー体験の提供などのネットワーク能力をサポートするバックボーンとしても機能すると付け加えた。 中国工程院の鄔賀銓(Wu Hequan)院士は、人工知能(AI)技術の急速な発展に伴い、IPv6+は引き続き革新を続けるべきであると、会議中に述べた。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。