オヤジの定番「シャツアウター」は、ベージュがLEON推し!
「ベージュのシャツアウター」の選び方
土臭い骨太さではなく、ベージュの優雅さをいかに引き出すか。コレがシャツアウター選び最大のキモ。シルエット・デザイン・素材のそれぞれでリッチなエレガンスを意識すれば、ベーシックにしてタダモノでない洒脱を醸し出す装いを簡単に築けるのです。
絶品のドレープ美を演出するウール×シルクの一枚は、これぞラグジュアリーな顔つき。テクスチャーのある独特な織り地ゆえ、羽織れば即、洒脱が宿ります。ホーンボタンを贅沢に採用するなど、細部までことごとくリッチ。
【選びの条件01】 ほどユルなボディ
コレはシャツアウターに限らず、いまの服全般に共通する要件。ピタピタはもちろん、過剰なオーバーサイズもコドモっぽく見えるので注意を。
【選びの条件02】 Wポケット
ナチュラルな中間色であるベージュは、のっぺり見えないデザイン性があると着こなしやすさがアップ。Wポケットはその代表例です。
【選びの条件03】 リッチな素材
シルクやスエードなど、端的に優雅さを表現できる素材が基本。コットンを選ぶならウォッシュやダメージ加工を避けてクリーンな表情のものを。
基本は、白パンなどで上品にこなすべし
選びと同様、コーディネートもラギッドさを避けてリッチ&エレガントにこなすのが基本。とはいえその実践は至極簡単です。要は、ベージュ~白のクリーンな同系色でまとめればOK。これだけで、優雅さ際立つ装いが完成するのです。 ベージュを重ねるにあたっては、あまりトーンに差をつけず同系色で揃えるべし。そこに白を効かせれば、爽やかなヌケ感が加わります。リネンやサマーカシミアなど、素材の優雅さにもこだわって。
しっとりとしたゴートスエードによる一着は、春の艶めきを表現するのにうってつけ。数々のメゾンブランドに生産を依頼されてきたココンチならではの上質さが、その優美さの証左。いっぽう、スポーティなスナップボタンでモダンな軽快感も表現。 シャツアウター11万円/アルマ、ニット3万9600円/グランサッソ、Tシャツ2万4200円/フェデリ、パンツ5万6100円/エリコ フォルミコラ、靴7万3700円/アービター、ストール6万3800円/クルチアーニ 2024年5月号より ※掲載商品はすべて税込み価格です 写真/人物・ササキヨシヒロ、静物・鈴木泰之(Studio Log) スタイリング/中西真也 ヘアメイク/Hanjee(SIGNO) 文/小曽根広光 編集/渡辺 豪(LEON)