「デクラン・ライスは過大評価されている」 アイルランド代表時代の同僚が大胆な見解を示す 「彼はワールドクラスではない。私にとってワールドクラスとは……」
アーセナル加入後も評価は上がっているが
現在、レクサムでプレイするアイルランド代表MFジェームズ・マクレーンは、現在イングランド代表としてEUROを戦っているアーセナルのデクラン・ライスについて大胆な見解を示した。 ライスはイングランド代表に入る前、アイルランドの世代別代表に名を連ね、A代表でも3試合に出場している。しかしアイルランドとイングランドの国籍を持つ同選手は最終的にイングランド代表を選択した。アイルランド代表のサポーターはこれに激怒し、チームメイトであったマクレーンもそのうちの1人だった。 当時「裏切り者」とも呼ばれてしまったライスは昨夏、英国史上最高額と言われる1億500万ポンドもの移籍金でアーセナルに加入すると、今シーズンは公式戦51試合で7ゴール10アシストを記録。今ではワールドクラスの選手の1人と考えられているが、マクレーンの見解は違うようだ。『RTE Sport』で話している。 「デクラン・ライスは過大評価されていると思う。誤解しないでほしいが、彼はとても優れたサッカー選手だと思う。しかし英国メディアが彼について熱狂的に語るやり方は、完全にやり過ぎだ」 「私にとって、彼はワールドクラスではない。私にとってワールドクラスとは、世界中のどのクラブに行ってもレギュラーになれる選手のことだ。 彼がそうだとは思わない。マンチェスター・シティでロドリより優先される選手になることはないだろう。トニ・クロースはワールドクラスだ。彼は試合を支配し、ロドリも試合を支配する。デクラン・ライスにはそれができないと思う」 ライスをワールドクラスではないと主張するマクレーンはロドリとクロースの名前を挙げて比較し、「彼は同じ役割を担っているのに、なぜ同じことができないのか?彼にこれほどの期待と評価を寄せるのなら、彼らがやっていることを彼はきっとできるはずだ」と、付け加えた。さらに「彼は危険を察知して火を消すが、彼を取り巻く誇大宣伝は正当化できないと思う」とも語っており、マクレーンはライスに対する世間の評価に物申している。
構成/ザ・ワールド編集部