お米不足や価格高騰が怖く「買いだめ」をしようか悩んでいます…保存期限も考えるとどれくらい購入するのがいいでしょうか?
お米不足が取り沙汰されるようになり、念のためお米をいつもより多く購入しておきたいと考える方もいるでしょう。しかし、お米には保存期間の目安があり、あまり購入しすぎると食べきれずに味が落ちてしまうおそれがあるようです。 必要な量をある程度計算してから必要な分だけ購入することが大切です。今回は、お米の保存期間やまとめ買いできる量の目安などについてご紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
お米はいつまでもつ?
もみのままのお米なら低温で保存して10年もつとされています。一方、精米後のお米は日が経過するほどに味が落ちるため、保存目安は1ヶ月です。つまり、精米したお米を購入する方は、買い貯めする場合でも1ヶ月で食べきれる量にしておかないと、保存期間の目安内に食べきれません。 なお、精米したお米は涼しいところで保存しましょう。農林水産省ではお米をペットボトルなどにいれ、冷蔵庫や野菜室で保存することを推奨しています。冷蔵庫に入れられない場合でも、10~15度で湿気が少なく直射日光を避けた場所での保存が必要です。
どれくらいまでならまとめ買いできる?
先述したように、まとめ買いをするにしても1ヶ月で食べきれる量が理想です。日本人に必要な炭水化物摂取量をごはんの量に換算した場合、成人男性で1食約300グラム、成人女性で1食約200グラムが適量とされています。 ごはんの重さは「お米×2.2~2.3」とされているため、式に当てはめると男性は1食で約136グラム、女性は1食で約91グラムのお米が必要です。仮に夫婦で毎日1食ずつごはんを食べており、1ヶ月を30日とすると、1ヶ月で必要なお米の量は6810グラム、約7キロになります。 10キロのお米を1袋買うか、5キロを1袋と小さなパックごはんなどで必要な量をそろえると、保存期間の目安内で食べきれるでしょう。 なお、A社のネットスーパーでは5キロのお米を約4000円で販売しています。例えば、米が品切れになることが嫌だからと5キロのお米を5袋購入すると、1ヶ月後には4袋ほど余るでしょう。1万6000円を無駄にすることになるため、お米は必要な量だけを購入することがおすすめです。