【驚異の38億再生】テレビでは見ないけど、実は世界各地で引っ張りだこ! ビックスモールンがSNSに振り切ったワケ
┌────────── @bicsmallngon 鳩時計 Cuckoo clock حمامة ووتش 鸽子手表 Голубь смотреть Reloj de paloma 뻐꾸기 시계 #ビックスモールン ♬ オリジナル楽曲 - ビックスモールン ゴン - bicsmalln ビックスモールン └──────────
ギャラが減る…最初はグリ氏の加入に反対
■ [ルール2] リスクをとっても、やりたいことにチャレンジする TikTokに力を入れていこうと決めた頃、ビックスモールンに新たなメンバーとして加わったのが当時20代だったグリ氏だ。ビックスモールンは2001年の結成から18年間コンビとして活動していて、元々のメンバーであるゴン氏とチロ氏は40代。若手であるグリ氏はなぜ加入したのだろうか。
┌────────── 小学校の頃からビックスモールンのファンで、ボディアートをやってみたくて体操教室に通ったこともありました。お笑い芸人としてコンビを組んでいたのですが、まったく売れず解散することになったんです。でも、やめるくらいならビックスモールンの2人に弟子入りをしたいと思い志願しました。そして3人目のメンバーとして入ることになったんです(グリ氏) └──────────
グリ氏が弟子ではなくメンバーになったのには理由がある。ビックスモールンの2人は2018年にNYのアポロシアターに出たことがあった。そのときに、「3人以上でパフォーマンスしたほうが表現の幅が広い」と気付いたリーダーのゴン氏は、メンバーを増やしたいと考えていたのだ。 グリ氏からの弟子入りの志願を受けて、ゴン氏は「3人目のメンバーとしてグリ氏を迎えたい」と元々の相方であるチロ氏に話した。しかし、チロ氏は新メンバーの加入に前向きではなかった。 ┌────────── やっとお笑いだけでご飯を食べていける状況になって、趣味の絵で個展を開くこともできて、やっと余裕が出てきた頃でした。お笑いのギャラは人数で等分するのでメンバーが増えれば一人当たりのギャラは減ります。またアルバイトをしなければいけないと思いました(チロ氏) └────────── そんなチロ氏を、ゴン氏はどう説得したのだろうか。 ┌────────── アポロシアターにまたチャレンジしたいこと、2020年に東京オリンピックが迫っていて、ボディアートで五輪の輪を表現するためにはもう一人メンバーが必要だと伝えました。チロが気にしていたのはお金の面だったので、『メンバーを増やす事で仕事の幅が広がり収入自体が増えれば、人数が増えても大丈夫だ』と説得しました(ゴン氏) └────────── ┌────────── @bicsmallngon 東京オリンピック閉会式、Tokyo Olympics Closing Ceremony #東京オリンピック閉会式 #TokyoOlympics #tokyo2020 #parisolympics2024 ♬ オリジナル楽曲 - ビックスモールン ゴン - bicsmalln ビックスモールン └────────── ゴン氏の熱意が伝わり、「当面はUberのアルバイトをする」と決めたチロ氏はグリ氏の加入を承諾した。こうしてグリ氏はビックスモールンの一員になる。そして、グリ氏の加入がその後のビックスモールンの飛躍を支えることになった。 グリ氏が加入した後、それまでゴン氏が担当していた動画の編集業務はグリ氏とチロ氏の担当になった。少しずつ手ごたえのある動画が出てきたものの、すぐに収益化ができたわけではない。 そんな日々が半年ほど経った頃にコロナ禍となった。グリ氏は給付金をもらって細々と生活をしながら、動画を投稿し続けていた。動画プラットフォームから収益を得るには、再生時間や登録人数などのルールがある。なかなか収益化には至らず、グリ氏の生活は、公共料金も払えないほど苦しくなっていた。 ┌────────── 数カ月後の収益化を待つのか、生活のためにアルバイトをしたほうがいいのか悩みました。しかし、アルバイトをすると時間が取られてしまい、動画を投稿するペースが落ちてしまいます。もし生活ができなくなったらその時に考えればいい。うまくいけばハッピーな未来になるはずだと希望をもって動画を作り続けました(グリ氏) └────────── 結果としては水道が止められる前に、YouTubeの収益化ができ、そこからはアルバイトをする必要はなくなった。 一方、Uberのアルバイトを始めたチロ氏にとっては、コロナ禍は転機になった。Uberを活用する人が増え、顔と名前を出して配達をしていたチロ氏が食事を届けると喜んでくれる人がたくさんいた。配達員をしていることが話題になってUberのCMに出たり、テレビ番組に密着されたりするなど当時は仕事のほとんどがUber関連だったという。