Blueskyはユーザーの投稿をAI学習に使用しないと宣言
「しない」であって、「できない」じゃないのはちょっと不安? 急増するユーザーに対応するために約23億円を調達したばかりのBlueskyに、アメリカ大統領選でのトランプ前大統領の当選がさらに拍車をかけたらしく、1週間で新規ユーザー70万人を獲得するなどその勢いは止まらず、アメリカではThreadsに次いで2番目に利用されるSNSに成長しました。 記事執筆時点におけるBlueskyのユーザー数は1895万人を超えており、毎秒約10人がBlueskyに加入しています。2000万人が目前に迫っていますね。 X(旧Twitter)がAI学習に関する規約を改定したのをきっかけに、Blueskyは「うちはユーザーの投稿をAI学習に使用しません」と明確に宣言しました。
Xが規約でAI学習を明確化
まず、Xが11月15日に発効した利用規約で、AI学習について以下のように明文化しました。 当社が(i)本サービスを提供、促進、改善する権利(生成型か他のタイプかを問わず、当社の機械学習や人工知能モデルへの使用やトレーニングなど)、および(ii)当社のコンテンツ利用規約に従い、サービスにまたはサービスを通じて送信されたコンテンツを他の企業、組織、または個人が利用できるようにする権利(サービスの改善、および他のメディアやサービスでのコンテンツのシンジケーション、放送、配信、リポスト、プロモーション、公開など)が含まれることに同意するものとします。 しかし、同日と昨年9月に発効したプライバシーポリシーの中でも、AI学習について次のように明確に触れているんですよね。 当社はまた、本ポリシーで概説されている目的のため、当社が収集した情報や一般公開された情報を、機械学習または人工知能モデルのトレーニングに使用することがあります。
Blueskyは投稿をAI学習に使用「しない」
Xの規約改定騒ぎを受けて、Blueskyは15日の投稿で、ユーザーのデータを生成AIの学習に使用しないとする立場を明確にしました。 Blueskyを活動の拠点にしている多くのアーティストやクリエーターが、他のプラットフォームでデータがAI学習に利用されることを懸念する声を聞いています。Blueskyは、みなさんのコンテンツを生成AIの学習に使用していませんし、今後もそのようなことをするつもりもありません。 Blueskyは、AIを活用してコンテンツのモデレーションを支援したり、ユーザーに合わせてDiscoverフィードに表示する投稿を選んだりしていると述べています。