ワーケーションもOK! 新クルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」気になる船内へ潜入
クルーズは、世界的にコロナ禍以前をしのぐ人気となっています。日本でも、外国客船の日本発着クルーズがにぎわいを見せており、国内のクルーズ会社も相次いで就航を決定しています。 【画像】MITSUI OCEAN FUJIの夕食。食に定評のある船会社だけに、味も期待できる 日本船クルーズは、「ぱしふぃっく びいなす」引退後、「飛鳥Ⅱ」「にっぽん丸」の2隻体制が続いていましたが、商船三井クルーズは2024年12月1日に「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」を就航。郵船クルーズも新造船「飛鳥Ⅲ」を2025年夏にデビューするなど、さらににぎわいを見せそうです。 今回は、クルーズコンサルタントの筆者が、MITSUI OCEAN FUJIの船内見学会へ参加したリポートをお届けします。40代、50代の現役世代の乗船も視野に入れているというラグジュアリーな船の中を見ていきましょう。
◆ゆくゆくは日本船籍。現役世代も有給取得で乗船できるクルーズをメインに
MITSUI OCEAN FUJIは米国のシーボーンクルーズ社から購入した客船で、現在はバハマ船籍。日本発着の外国籍の客船は、海外への寄港が必要となるため、現在申し込みができる7月までのクルーズは、アジアグランドクルーズ66日間を筆頭に8日間からと長めの設定となっています。 ただ就航記念クルーズは5日間のショートクルーズでしたし、日本船籍になることも織り込み済み。40代、50代の現役世代も有給休暇を取得すれば、週末とあわせて参加しやすいように4~6日間程度、週末を絡めた9日間などのクルーズに今後力をいれていく予定だといいます。 働き方も多様になり、有給休暇の取得も推奨される中、クルーズは退職後の楽しみにとどまらず、幅広い世代が楽しめる旅として広がりを見せています。今後、MITSUI OCEAN FUJIは、余裕のある大人のラグジュアリーな旅の選択肢の1つとなりそうです。
◆ワーケーションにもぴったりの「MITSUI OCEAN スクエア」
施設の中で注目したいのが、自宅のリビングのように心地よい「MITSUI OCEAN スクエア」。カフェを併設し、ゆったりと語らったり読書をしたりするにもピッタリなスペースは、中央にゲストサービスを設けているのも斬新。気軽にスタッフに声をかけるお客さまも多いといいます。 特筆すべきは電源ありのワークスペースがあること。せっかくのクルーズ「あえて仕事をしよう」とは思わずとも、仕事をしていると抜けられない会議や緊急事態に備えたいという人は多いことでしょう。 Wi-Fiは動画再生やオンライン会議もスムーズにできるスターリンクを搭載。利用は24時間1800円と他船と比較すると利用しやすい金額です。現状はWi-Fiのパッケージプランなどはなく、また電源も差し込みの変換アダプターが必要な箇所もありますが、いざという時の安心としては十分です。 なお、こちらのカフェを含むすべてのダイニングで、コーヒー(※スペシャリティを除く)、紅茶は無料でいただけます。こちらのカフェのスイーツも追加料金はなく、海を眺めながら思い思いに優雅なひとときが過ごせそうです。