EC担当者が直面している課題は「集客」「検索上位」「決済」「モール店舗の維持」「ECと自社Webサイトが別運営」など
EC支援のジャクスタポジションがECサイトの運営担当者を対象に実施した「ECサイト運営時の課題」に関する実態調査によると、多くの担当者が集客やリピーターに課題を抱えていることがわかった。また、Webサービスやクラウドサービスをサイト運営で利用している担当者の約半数が、「カスタマイズの自由度」「管理コスト」を負担に感じている。 ■ 運営目的は「売り上げの向上」
ECサイトの運営目的や運営方法について聞いた質問の上位は「売り上げの向上」(59.6%)、「新規ユーザーの獲得」(54.3%)。、多くの担当者が売上アップや新規顧客獲得を目的にECサイトを運営している。また、「企業・サービスのブランディング」(33.4%)のために運用している担当者も3割以上だった。
ECサイトの運営形態は「ウェブサービス/クラウドサービスを利用している(ASP/クラウド型)」(66.9%)が最多。ジャクスタポジションは「初期コストの抑制やデータ共有・管理の簡易化など、さまざまなメリットを踏まえて導入している」と見ている。 2位は「インターネット上のショッピングモールに出店している(モール型)」(41.2%)、「ソフトウェアやシステムを自社で運用している(ソフトウェア型)」(10.7%)だった。 ■ 運営サイト数はほとんどが「4つまで」。スタイルは「構築は外注、運営は自社」 ECサイトの構築はWebサイト制作会社に依頼し、運営は自社で行っている企業が最も多く、44.6%を占めた。
運営しているECサイトの数は半数以上が「1つ」(51.4%)で、「2~4つ」(44.4%)など複数のECサイトを運営している企業も約半数だった。
■ 運営の課題は「集客」「カスタマイズ性の悪さ」 ECサイト運営時の課題を聞いたところ、「カスタマイズの自由度がなく、やむを得ずサービス提供側の仕様に合わせている」(47.9%)が最も多かった。「ECサイトと自社Webサイトが別々の運営になっていて、運営コストになっている」(42.9%)という課題が見られた。