ドライバーズタイトル争いは終わったとマルコ博士が宣言!マクラーレン代表も認める
ヘルムート・マルコ博士は、マックス・フェルスタッペンが2024年に4度目のワールドチャンピオンになると確信している。 ●【2024年F1チャンピオンシップ・ランキング表】レッドブルはコンストラクターズ選手権で挽回を狙う!第21戦F1サンパウロGP終了後 ■フェルスタッペンは完璧だったとマルコ サンパウロGPの前、レッドブルはクルマのパフォーマンス不足が続いていたため、マクラーレンのランド・ノリスにポイントを奪われていた。 そして、メディアやFIAの関係者の中には、明らかなイギリスびいきがいることをフェルスタッペン、父親のヨス・フェルスタッペン、そしてチームアドバイザーのマルコがほのめかしていた。 「あれほどばかげたことが広まったのに、それからこれだ」と、マルコは『Telegraph(テレグラフ)』紙に語った。 フェルスタッペンは17番手から優勝し、ノリスに対して62ポイント差に広げたことで、次回ラスベガスGPでドライバーズタイトルを獲得できる可能性が高まった。 インテルラゴスでのフェルスタッペンのパフォーマンスについて聞かれたマルコはこう語った。 「マックスは素晴らしかった。彼は完璧だった。ランド・ノリスにはそうは言えないね」 ■マクラーレンはノリスを擁護 トラック外では友人であるフェルスタッペンとノリスとの直接対決は、ノリスがまだ世界チャンピオンになるだけの実力がないことを明らかになったと考える者もいる。 「ランドについて、それは公平な見方ではないと思う」 マクラーレン代表のアンドレア・ステラは反論するが、そのステラでさえもタイトル争いは基本的に終わったことを認めている。 「つまり正直に言って、彼は以前から有力候補だった。しかし、ランドはフェルスタッペンに次ぐ位置につけており、ランドのパフォーマンスを誇りに思うべきだ。ドライバーズ選手権に関して言えばランドにプレッシャーはなかったと思う」 「正直に言うと、我々は今回のミッションを楽しんでいる。あちこちで問題が発生することはあるが、我々はそこから学び、どんどん強くなっていく」 「ノリスがホイールをロックさせたと言うのは簡単だが、我々はドライバーではなく、なぜクルマがそのような挙動を示したのかについてもっと詳しく知りたいと思っている。もし今年勝てなくても、来年はもっと強くなって戻ってくる」 ■マルコ、タイトル決定と断言 マルコも、サンパウロGPがフェルスタッペンにとってタイトル獲得に向けた「大きな一歩」ではなく、「いや、これはタイトル(決定)だと思うね」と断言した。