錦織圭 能登半島地震復興イベント後に自身の被災を明かす「泥水が家に入ってきた」
能登半島地震復興支援のエキシビションマッチ「ドリームテニスARIAKE」が8日、東京・有明コロシアムで開催された。イベント後に世界ランキング106位の錦織圭(34=ユニクロ)が取材に応じ、2024年シーズンを総括。「膝や肩のケガもあり大変な1年でしたが、やっと100位に戻って来てスタート地点に立った思いはある。プレーも悪くないし来年に向けていい準備ができた」と語った。 今季は3月のマイアミ・オープンで約8カ月ぶりにケガから復帰。8月のナショナル・バンク・オープン、10月の木下グループ・ジャパンオープンで8強入り。今季最終戦となった11月のツアー下部大会HPPオープンでは公式戦で約1年5カ月ぶりの優勝を飾った。来年1月の全豪オープンにも4年ぶりに出場する予定だ。 イベントの収益の一部は日本テニス協会の「能登地震震災復興支援事業」に寄付される。 錦織が生活拠点を米フロリダ州も毎年のようにハリケーン被害を受けており「僕もこの前フロリダの台風でけっこう家をやられた。泥水が家に入って来て修理も大変だった。大変だと身に染みて感じた。自然災害が増えてきて、どうしようもないけど、助け合えればいいなと思います」と実感を込めた。