「本気で勝ちたいと思っている選手が多くなった」DeNA・筒香嘉智 上位進出へミーティングでチームを鼓舞
◇プロ野球セ・リーグ DeNA-広島 (4日、横浜スタジアム) 首位・広島を5ゲーム差、3位・阪神を1.5ゲーム差で追いかける4位・DeNA。台風10号の影響で試合間隔が6日空きましたが、3日の試合では広島に5対1、前日の試合でも6対1と首位相手に連勝を飾りました。この勝利の裏には、ミーティングでの筒香嘉智選手(32)の言葉がありました。 【画像】1軍復帰後の初ヒットが2点タイムリーとなったDeNAの筒香嘉智選手 先月29日から4試合連続で中止となり、全体練習で調整を続けたDeNA。1日に行われたミーティングでは、筒香選手が3日からの試合に向けて“心の準備”の必要性を語ったといいます。「シーズン中に長い期間空くというのは本来ない。(試合がないので)休むんですけど、心の準備があった上で試合に向かうのと、試合前にだけ練習するのでは違うと思う。『火曜日から大事な試合が、シーズン最後の1か月始まるのでそこに向かっていい“心の準備”をして、火曜日みんなで試合に入りましょう』と話をしました」とリーグ優勝、クライマックスシリーズ進出に向けてチームを鼓舞したといいます。 また、「アメリカで経験して、この時期になると選手ももう1段階ギアが上がることがすごく印象的だったので例え話として話しました」と、メジャーリーグを経験した筒香選手だからこそ選手に伝えられることを伝えたといいます。 筒香選手は4年間チームを離れ、「本気で勝ちたいと思っている選手が以前在籍していた時より多くなった」と、チームの変化を感じているそうで、チームメートに話すタイミングも戸柱恭孝選手に相談しこの時期になったといいます。 その筒香選手の言葉に、チームメートの柴田竜拓選手は「筒香選手はアメリカで僕たちには経験できないような苦しさだったり、その場に行かなければ経験できないことを自分の足で進んで行かれた方。言葉の一つ一つの重みだったり、行動だったりっていうのはすごく学ぶべき姿だと思う」と語りました。 チームは筒香選手が1軍再昇格後、9勝3敗と好調をキープ。プレーだけでなく、言葉でもチームを引っ張るベテランの存在がチームに好影響を与えているようです。