大神いずみ「野球選手の家族として、怪我と病気が一番怖い。丈夫な体を作る食事を作り、1日でも多く野球のできる体でいてほしい」
大神いずみさんは、元読売巨人軍の元木大介さんの妻であり、2人の球児の母でもある。苦しいダイエットをしている最中に、長男が大阪の高校で野球をやるため受験、送り出すという決断をしている。夢と希望にあふれてスタートした高校生活はコロナや怪我で波乱万丈。そしてこの夏で引退を迎えた。球児の母として伴走する大神さんが、この2年を振り返る。 【写真】バスに乗れる??必死の瑛介とのLINEのやりとり * * * * * * * ◆「怪我」と「病気」が一番怖い 私の寝る前のルーティンを全て終えて、フカフカのお布団に肩まですっぽり包まれス~っと眠りに落ちる、あの至福の瞬間。 いつの頃からか、あの時間に、その日にどんなことがあっても、私の頭に浮かぶたった一つの言葉がある。 「今日もみんな、無事でありがとう」 そう。 スポーツ選手と結婚して子どもたちも同じようにスポーツをやっていて、何が一番恐ろしいかというと、「怪我」と「病気」なのだ。 怪我はなくともいろんなことは起こる毎日ではあるが、大抵のことは時間と共に、とりあえず過ぎ去っていくもの。 だが体に起きることは回復するまでに多少なりとも時間がかかる。一瞬のことで何ヶ月も、もしかしたら何年もその箇所を患うことにもなりかねないのだ。わたしはもう、自分のみならず家族の体に何か起きることが今日も、 怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…。
◆泣いても騒いでも… スポーツを自分ではほとんどやったことのない私が、こんなに人の怪我を怖がっていてどうしたものかとも思うのだが。 とにかく毎日毎日、無事に練習や試合が終わって、私の運転で無事に家に帰りつき、さもない夕食を囲んでなんてことなく1日が終わる時、 私は何よりその日家族の体が「無事」であったことに安心する。 それぞれの心の中が無事かどうかは別として。 なあんてことを思いながらも、やっぱり残念なことに怪我はしてしまうものだ。周期的に誰かは具合が悪くなる。ずぅーっと無事、無傷なんてことはあり得ない。 その時泣いたり落ち込んだりすればするほど早く治るのであれば、いくらでも騒ぎ立てるけれど、そんなわけはないのだ。ひとまず、本人も周りも落ち着く努力をしよう。 案外怪我した本人は落ち着いているのに、周りの方がわんわん大騒ぎしてしまって、傷ついた本人の神経を余計に刺激してしまっていないだろうか。
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