気を付けて! 古い卵を確認する方法
※この記事は、海外のサイト『グッド・ハウスキーピング』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 卵の鮮度は見た目からは判断できないもの。だからこそ、長期保存用にまとめ買いするよりも、常に回転率の高いお店でその週に必要な分だけ購入するのがベスト。スーパーで買う場合は、パッケージに表示された消費期限を確認しよう。とはいえ、パッケージから出してしまって消費期限が分からなくなったり、いくつかあるなかで鮮度が古い卵を確認したいときはこの記事の内容を思い出してみて。
割って確かめる場合
まず卵を割ると、新鮮な卵は黄身が丸くドーム状に盛り上がっている。白身は黄身の周りの厚くて粘性のある層と、薄くて水っぽい外側の二層に分かれている。古い卵はたんぱく質が分解され始めるので、黄身が平らになり、卵白はだれて広がりやすくなる。
割らずに確かめる場合
卵の丸い方の先端には気室と呼ばれる空間があり、卵内のこの空気の量が鮮度と品質を左右する。卵が古くなるにつれ、気室内の空気が増える。卵の鮮度をテストするには、冷水の入ったグラスに卵を入れて、卵がグラスの底に沈んで完全に水平になれば、気室が小さく新鮮な証拠。卵が傾く場合は、最長で1週間経過している可能性がある。グラスの上部に向かって完全に浮き上がる場合は、もはや食べ頃を過ぎているので廃棄する必要があるという。
卵の保存方法
卵の殻は多孔性なので、近くに置いたほかの食べ物の匂いが移りやすい。そのため、匂いの強い食べ物は遠ざけよう。もっとも簡単な方法は、買ったときに入っていた容器のまま保存すること。丸いほうの先端にある気室が上にくるように、尖っているほうを下に向けて保存する。 卵の保存方法は、調理方法によっても変わる。ポーチドエッグをよく作る場合は、冷たい温度のほうが形をきれいに保つことができるので、冷蔵庫で保存を。それ以外の場合は、卵を冷蔵庫から出して(直射日光を避けて)保存しても大丈夫な場合もあるけれど、パッケージで推奨される保存方法を確認しよう。 translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images