【注目】今が旬「シャインマスカット」進化の最前線 “次世代型品種”に“ワンコイン”も!
甘みが強く、皮ごと食べられる「シャインマスカット」の人気は年々高まっています。 中には、新たな特徴を持つ「次世代品種」や「ワンコイン」で楽しめるものも登場! 【写真11枚】「シャインマスカット」進化の最前線 “次世代型品種”に“ワンコイン”も! 進化を続ける“シャインマスカットの最前線”を、自宅でもブドウを栽培し、実際に市場でフルーツの取引もしている豊洲市場ドットコム青果バイヤーの八尾昌輝さんに解説していただきます。 MC 谷原章介: シャインマスカットはなぜここまで人気になったのでしょうか? 豊洲市場ドットコム青果バイヤー 八尾昌輝さん: 食べる側と作る側、両方にとって魅力があったのがシャインマスカットのいいところかなと思っています。 MC 谷原章介: 皮ごと食べられるのがいいですよね。作る側はどうですか? 豊洲市場ドットコム青果バイヤー 八尾昌輝さん: 輸送性が高く、日持ちもするので、たくさん作って出荷ができるというところで、作る側のメリットも非常に大きいのがシャインマスカットなんです。
続々登場…“次世代シャインマスカット”
続々と登場している“次世代シャインマスカット”。八尾さんによると確認済みのものだけで20種類ほど、個人で開発されている品種などを含めると50種類以上の可能性もあるといいます。 その一部がこちら。 ・「美和姫」4000円 爽やかな甘さ ・「雄宝」4500円 一粒が最大で卵サイズに ・「ジェリービーンズ」4500円 皮の渋みが特徴 ・「赤い弾丸」8000円 最新品種 ・「バイオレットキング」2800円 甘み・香り・酸味が最高バランス ・「ほほえみ」2500円 上品な強い香り ・「クイーンマスカット」2800円 糖度25度前後(通常のマスカットは15~18度)でとにかく甘くマスカット香が強い ・「マイハート」3000円 粒がハート型
専門家イチ押しシャインマスカット
さらに数多くの中から、八尾さんイチ押しの品種を教えてもらいました。 1つ目が「サンシャインレッド」1房約3000円。 豊洲市場ドットコム青果バイヤー 八尾昌輝さん: 2023年に「サンシャインレッド」という名前が山梨県で決まりまして、山梨県のオリジナル品種なんですけど、赤ブドウの特徴を引き継いだシャインマスカットの子供というところで、とにかく香りの良さが魅力です。花や紅茶のような香りが特徴です。 MC 谷原章介: この香りは赤いことによって出てくるものなんですか? 豊洲市場ドットコム青果バイヤー 八尾昌輝さん: 赤ブドウが持っているフレーバーが色々合わさってこのような香りになっているんじゃないかと感じます。 これ以外にも、皮ごと食べられる、赤ブドウとシャインマスカットの子どもというのが増えてきています。その中には砂糖のような甘さのものもあるんです。 2つ目は粒の大きさがシャインマスカットの2倍!「ブラックシャインマスカット」1房1万5000円。 豊洲市場ドットコム青果バイヤー 八尾昌輝さん: こちらはブドウ農家さんの集まりで“次に育てたいブドウNo.1”に選ばれているくらい、ブドウ農家さん期待の品種です。大粒で色づきも栽培するのが難しいということでなかなかまだ希少なんですが、蜂蜜のように深みのある甘さと果肉の質が魅力的なシャインマスカットですので、これからも色々な農家さんがチャレンジしていくんじゃないかなと非常に注目している品種です。