国民民主党・榛葉幹事長が語る#2 維新は「前原さんになってリトル立憲民主党になりつつある」 結党から4年余り「本当に作って良かったと思っていますし、すごく精神衛生上もいい」
-野党第1党は立憲民主党で、元は仲間だった人たちが多いという部分もありつつも、なかなか一致できない部分もある中で、立憲民主党に望むことは何かありますか? 国民民主党・榛葉幹事長: 立憲民主党の中には我々が信頼できる友人や親友がたくさんいます。立憲さんは幅が広いんですよね。ほぼ国民民主党と変わらない人から、「これって共産党と変わらないよね」っていう方が混在して、どうしても県連や党が「こうだ」と言っても、みんなそれに一枚岩にならないんですね。それが困っちゃうんですよ。言ったことを守ってもらわないと。この人はいいけど、この人はダメでは組織ではないので。 なので、我々が少し、今一歩友好な方に舵を切りづらいというのは、極端に主義主張が真逆の方が少なからず入っていて声を上げる。それで、我々の支援団体の連合さんとか我々の方針とはまったく違う方向に走っていくことがままあったんですね。そこじゃないですかね。今でも「連合推薦はいらない」と共産党さんと一緒にマイクを持ってやっている方がこの東海地区にもいらっしゃいますので、もし我々がより連携強化するのだったら、そこをなんとかしないと。基本政策、例えばエネルギーとか安全保障とか、こういったものが我々と真逆のことを言われると、なかなか連携しづらいですね。
-他党のことなので言いづらい部分もあると思うんですけど、立憲民主党の中でも整理・再編がまだまだできていないという感じでしょうか? 国民民主党・榛葉幹事長: 他党のことですから、私がどういうこう言うことないんですが、だからこそ国民民主党を我々が作ったんですね。本当に作って良かったと思っていますし、すごく精神衛生上もいいです。思ったことを言えるし、思ったことをやれるし、自分たちに嘘をつかずにしっかりとエネルギーや安全保障の正論を言えますから。 だから立憲さんの中で我々に近いけれど立憲にいるというのは、やはり立憲の方が選挙に勝ちやすいんですよ。いまの選挙制度は比例復活という保険がありますから。どの国会議員もやっぱりバッジを失いたくないというのは人情としてよくわかります。国民民主党は比例復活なんかそもそもなかったので、それでも国民民主党でやるというのは悪いけれど相当のマニアックな人ですよ。赤穂浪士みたいな連中なので。 ただ、やっぱり「どうしても勝ちたい」「勝ち続けたい」という人は大きな政党に行った方が、仮に選挙区で負けても比例復活の枠がたくさんあるから。これは政治家としてわからないでもないんです。ただ、それをやっちゃうと有権者から「政策実現じゃなくて、自分が国会議員でいるための就職活動だね」っていうのが、どうしても透けて見えるんですよね。 だから、ある意味で我々、国民民主党で退路を断ってやった、それが1つ今回、みなさんから信頼を得たのは「この人たち本気でやっているよね」っていうのが見えたというのはあると思います。
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