国民民主党・榛葉幹事長が語る#2 維新は「前原さんになってリトル立憲民主党になりつつある」 結党から4年余り「本当に作って良かったと思っていますし、すごく精神衛生上もいい」
10月に行われた衆議院解散総選挙で獲得議席が公示前の4倍となる28になったことで存在感が増している国民民主党。党を切り盛りする榛葉賀津也 幹事長(参議院静岡選挙区選出)が12月7日に単独インタビューに応じ、衆院選の振り返りや選挙を終えて思うこと、そして少数与党となる中で野党の在り方などについて語った。(#1から続く) 玉木代表と共に時の人となった国民民主党・榛葉幹事長ってどんな人? 5歳から雨の日も牛乳配達 留学経て政治家志し
-原点というお話がありましたが、現在の国民民主党になって4年余り。振り返ってどうでしたか? 国民民主党・榛葉幹事長: しんどかったですね。1日1日がサバイバルで、結党の時に大黒柱が何本かあってね。しかし、まず1本目が和歌山の県知事になり(和歌山・岸本周平 知事)、2本目が離党して違う新党を作って、いまや維新の代表になり(日本維新の会・前原誠司 共同代表)、3本目が名古屋の市長選挙に行き(大塚耕平 前参議院議員)、残った柱が玉木と私とその他の仲間たち。この大ベテラン、我が党の政策キーマン達が違う道を選択されたので、その都度、玉木と私で「踏ん張ろうね」と言ってここまでやってきて、本当に気の休まる日は1日もなかったですね。今でもそうですけれど。 -榛葉幹事長は玉木代表の右腕的な存在だと思うんですけれど、どんなことを心がけてきましたか? 国民民主党・榛葉幹事長: まさに我々の結党の原点、「対決より解決」。新しい政治文化を作りたかったんですね。で、いま作ろうとしているんです。ほとんどの国民が政治を諦めたと言っては語弊があるかもしれないけれど、やっぱりステレオタイプ的な目で、いままでの日本の政治を見てきたものが「こんな政党がいるんだ」「こんな政治家がいるんだ」という風に気づいていただいて、自分の選挙や1票で本当に世の中が変わって政策が変わるんだと、それを体現できる政党作っていこうと。 いま、それができつつあると思っています。ちょうど時の政局が自公を足しても過半数ない、そして、ある程度理解ある野党が協力しないと法案が通らない、予算が通らない、人事が通らない。そこで何でも批判の政党ではなくて、「対決より解決」と言っている我が党が日本の政治に空白を作らない、そして、いまの与党の悪い部分を変えていく、政策中心の政治をやっていくと、いま政治文化が変わりつつあるんじゃないかなという風に思いますね。
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