総裁選“スタートダッシュ”大成功の高市早苗氏 世論調査でトップ争いも「初の女性総理」誕生に必要な「2つのイメージチェンジ」
“高市旋風”の可能性
「ここで必要なのが魅せ方のイメージ戦略です。政策を語るだけではなく、政策の伝え方として、髪型、メイク、そして上半身をどう魅せるかです。政治家の様子をメディアが報じる際、テレビも新聞もバストショットを使うので上半身が大事なのです。高市さんの髪型、メイク、服装は強さを全面に押しだしたものになっています。これを少し変え、人としての深みや魅力を伝える髪型やメイク、服装を取り入れると、有権者は意外性に驚いて二度見、三度見をしてくれます。リベラルな政策も取り入れて政治家としての幅を示したのと同じように、外見でも強いイメージを和らげ、政治家としての包容力をアピールするのです」(同・鈴鹿氏) アメリカ大統領選でも、民主党候補のカマラ・ハリス氏(59)は髪型、メイク、服装だけでなく、話す際の表情や身ぶり、手ぶりまでも専門家の指導を受けているという。 もし高市氏が従来のイメージとは異なる、温和な印象を与える髪型、メイク、服装に身を包み、自分の“欠点”も含めて包み隠さず語り、そのエピソードと政策アピールを上手に組み合わせることに成功すれば──自民党員だけでなく、無党派層でも“高市旋風”が巻き起こる可能性は充分にある。 「高市さんの陣営もよくご存知でしょうが、国会議員票が伸び悩んでいるという弱点を抱えています。しかし、だからこそ今は党員票の獲得に全力を注ぐべきでしょう。党員票で圧勝すれば、『高市さんは選挙の顔になり得る』と党内に大きな衝撃を与えることができます。そして自民党の国会議員は“勝ち馬に乗る”ことが最優先です。世の中は“高市ブーム”一色だと分かれば、支援を申し出る国会議員が急速に増えるのは間違いありません」(同・鈴鹿氏) デイリー新潮編集部
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