兵庫県知事選挙、前尼崎市長の稲村和美氏がややリードし斎藤元彦氏が追う…読売新聞情勢調査
17日投開票の兵庫県知事選について、読売新聞社は世論調査と取材を基に情勢を分析した。7人の立候補者のうち、新人で前同県尼崎市長の稲村和美氏がややリードし、前知事の斎藤元彦氏が追う展開となっている。日本維新の会を離党して無所属で出馬した新人で前参院議員の清水貴之氏は、維新支持層を取り込めていない。有権者の3割近くは態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。 【一覧】兵庫県知事選挙の構図…政党支援、擁立
自民党は独自候補を擁立できず、自主投票の方針を決定。その結果、自民支持層は3割が稲村氏、3割弱が斎藤氏、1割強が清水氏と支持が分散した。
稲村氏は、立憲民主党支持層の6割弱、国民民主党支持層の4割強を固め、無党派層の3割近くに浸透した。斎藤氏は、維新支持層の4割強、国民民主支持層の3割強、無党派層の2割強から支持を集めた。清水氏は維新支持層からの支持が2割強にとどまった。
調査は11月7~9日、兵庫県を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1501世帯の中から731人の回答を得た。回答率は49%。