下出卓矢が地元三国のGIを初制覇/ボートレース三国・北陸艇王決戦
ボートレース三国のGI「開設71周年記念 北陸艇王決戦」は3日、最終日を迎えた。天候はくもり時々雨。向い風1~6m、波高1~6cmとまずまずの水面コンディション。決まり手は逃げが4本、差しが4本、まくりが1本、まくり差しが1本、抜きが2本。万舟券は3本飛び出した。 注目の優勝戦は枠なり3対3進入から、スリットで飛び出したカド金子拓矢がまくりを敢行。内を飲み込んでまくり切ったかと思われたが、無念のFコールとなった。金子に抵抗したイン上野真之介はターンが流れ、その間に2コースから差し抜けた下出卓矢がバックで伸びて2マーク先取り。後続を大きく引き離した下出が1着でゴールした。 下出は準優勝戦後に「今節は足がいいこともあり、質のいいスタートが切れています。準優では2度迷ったけど、マイナス調整でも伸びが良い感じだったので、これで行きました。地元の記念で初めて優勝戦に乗れて素直に嬉しい。日々やってきたことが報われた感じです。優勝できると思って走ります」と語った通り、見事に地元のGI初優勝を達成した。 下出はGI2回目、通算22回目の優勝。地元ファンにとっても記憶に残る一戦となった。
マクール