スキマスイッチが「第二の故郷」大阪で語った新たな挑戦
貴重な財産というか経験をさせていただいた
──他のみなさんの作り方を直に見たことで、スキマスイッチの制作の幅が広がっていきそうですね、楽しさも。 大橋:そうですね。取り入れていくことはたくさんあると思いますね。 常田:新しいエンジニアさんや新しいスタジオ、物理的なものもそうですし、作る上でのアプローチなども意識しないで出てくる可能性もあります、これあれだよねって。貴重な財産というか経験をさせていただいたと思います。 ──また何かの曲でどなたかと組んでみよう、みたいなことも? 大橋:それも面白いですよね。誰かを招いて新曲を作ったことはまだないので、もしかしたらそういうこともありえるかなと。
スキマスイッチが届けたい音楽とは?
──そういったこと含めて、スキマスイッチが届けたい音楽とはどういうものですか? 大橋:今、新曲を作っていますが、参加してくれたアーティストさんがいたから今回のアルバムができたので、まずはその方々にいいって言ってもらえる曲を作りたいなと。でも「背伸びした音楽」とか「背伸びした言葉」を歌詞に入れても伝わらないと思うので、ずっと根底にある「等身大の音楽を作ろう」というところは残しつつ、今回の経験や勉強になったことを活かして作っていけたらと思います。いろんなジャンルの方にお願いしたので、いろんなタイプの音楽を作れるんじゃないかなと思うので、新しいサウンドにも挑戦してみたいです。 常田:そこがあるからこその「re:Action」というアルバムのような気がしますね。やってみたかったというところでやらせてもらえる環境があり、待っていてくれるファンの皆さんがいて……。新曲に関しては待っていただいていますし、表現のハードルが高くなっている気がします。でもスキマスイッチなので、そこを越えるのかくぐるのか横行くのかわからないですけど、なるほどそうきたかっていうものは追求していきたいと思います。
4月からは「re:Action」ツアー
──4月からは「re:Action」ツアー。大阪にも来てくださるんですよね。 大橋:はい、5月23日に来ます。大阪でのライブは、お客さんが耳が肥えているのでシビアですし緊張します。昔から応援してくださる方もいらっしゃるので、裏切らないところと、でもやっぱりいい意味で裏切る、驚かせるっていうのもテーマにして。今回は対バンツアーという初の試みで、大阪はKANさんと。その日ならでは、その組み合わせならではのことができたらいいなと思っています。 常田:KANさんですからね、大阪は大阪のライブって感じになることは間違いない。KANさんもいろんな演出を考えてくださっていると思うので、負けないように準備していかないと。対バンなので両方のお客さんがいるので、また違う顔を見せられたらと思います。全会場違う顔でもいいと思います。演奏だけでなくて演出も含めて、今回のツアーで初めて形になっていくこともあると思うので、一緒に楽しんでいただけたらと思います。